おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

705_ひしみー126

09 梵天による懇請 ・梵天勧請 前回( 704_ひしみー125 )の続きです。 以下は、あくまでも個人的な独断と偏見による話となるので、一般的な仏教にしか関心かない方は、飛ばして下さい。 次項の( ・悟った聖者は速やかに入滅する )にもかかわる話となる。 直近…

704_ひしみー125

09 梵天による懇請 ・梵天勧請 前回( 703_ひしみー124 )の続きです。 前回は、梵天勧請のことを私見も含めて短めにまとめた。 実は、これについては、以前に中村さんの原始仏典のところで、 2 回にわたって触れている。 なので、一応、復習も兼ねて、ここに引…

703_ひしみー124

09 梵天による懇請 ・梵天勧請 前回( 702_ひしみー123 )の続きです。 今回は、あまりうるさいことを言わずに、なるべくあらましだけをまとめたい。 独断と偏見を含めるが、その点はご容赦頂きたい。 お釈迦さんが無言語状態で過ごした四週間目、ラージャーヤ…

702_ひしみー123

09 梵天による懇請 ・大宇宙の真理は言語化できない 前回( 701_ひしみー122 )の続きです。 前回は身も蓋もないかなり辛辣なことを書いてしまった。 以下は、個人的な雑談になるので、一般的な仏教にしか興味がない方は、飛ばして下さい。 前回書いた辛辣な内…

701_ひしみー122

09 梵天による懇請 ・大宇宙の真理は言語化できない 前回( 700_ひしみー121 )の続きです。 前回のひろさんのお書きになっていた、大宇宙の真理と合体することについて書く。 ひろさんは、お釈迦さんがお弟子さんを作って教えを説いた、真理である法を説いたこ…

700_ひしみー121

09 梵天による懇請 ・大宇宙の真理は言語化できない 前回( 699_ひしみー120 )の続きです。 ここにひろさんが書かれていることを、逐条解釈的に検討して書いてもいいのだが、長くなるため、勝手ながら、ひろさんの言わんとすることを、改竄も含めて、縮小しな…

699_ひしみー120

09 梵天による懇請 ・釈迦は真理を楽しんでいた 前回( 698_ひしみー119 )の続きです。 以下に書くことは、前々回( 697_ひしみー118 )の内容に多少はかかわりのあることだとは思うが、基本的には、読書によるうろ覚えにもとづく話(しまい込んだ本が見つからない…

698_ひしみー119

09 梵天による懇請 ・釈迦は真理を楽しんでいた 前回( 697_ひしみー118 )の続きです。 今回は、一般的な仏教からは外れた話になると思うので、一般的な仏教以外に興味のない方は飛ばして下さい(内容がぶっ飛びになる可能性があるので)。 今回と次回に分けて書…

697_ひしみー118

09 梵天による懇請 ・釈迦は真理を楽しんでいた 前回( 696_ひしみー117 )の続きです。 お釈迦さんは、仏陀となった後の 4 週間である約 1 カ月を、4 種の大樹の下に結跏趺坐をして瞑想をして過ごす。(*1) ひろさんによると、その期間にお釈迦さんが誰かに教…

696_ひしみー117

09 梵天による懇請 ・仏宝と法宝に帰依した二人の在家信者 前回( 695_ひしみー116 )の続きです。 続きではあるが、ちょっと個人的な感想になるので、一般的な仏教にしか、興味がない方は、以下の内容は飛ばして下さい。 前回、ひろさんが、三宝の・仏(お釈迦…

695_ひしみー116

09 梵天による懇請 ・仏宝と法宝に帰依した二人の在家信者 前回( 694_ひしみー115 )の続きです。 ここでひろさんがお書きになっていることは、個人的にはかなり過激に思える。 だからという訳ではないのだが、私もまずは独断と偏見で乱暴にまとめたいと思う。…

694_ひしみー115

09 梵天による懇請 ・成道直後の四週間 今回から、第 9 章( 09 梵天による懇請 )に入る。 お釈迦さんは、12 月 8 日に悟りを開いて仏陀になって以降、 1 週間ごとに、場所を変えながら、 4 週間にわたり、禅定を続けた。 経典によっては、 5 週間だったり、 …

693_ひしみー114

08 天魔よ、汝は破れたり・釈迦仏の誕生前回( 692_ひしみー113 )の続きです。B.C. (紀元前) 531 年 12 月 8 日、明けの明星(金星)が東の空に見える頃、尼連禅河のほとりのブッダガヤーの地の 1 本の菩提樹の下に偉大なる仏陀が出現した。以前見てきたひろさん…

692_ひしみー113

08 天魔よ、汝は破れたり・釈迦仏の誕生前回( 691_ひしみー112 )の続きです。以下は、私の独断と偏見で、一般的な仏教に興味のある人にとっては、きわめて不愉快な内容となるので、一般的な仏教にしか興味がない人は飛ばして(省略して=お読みにならないで)下…

691_ひしみー112

08 天魔よ、汝は破れたり・沙門ガウタマがついに仏陀となった前回( 690_ひしみー111 )の続きです。今さらではあるが、沙門と仏陀の一般的な意味をおさらいしておく。・沙門~しゃもん~仏教語~出家して修行する人。僧。沙門(さもん)。・仏陀~ぶっだ~仏教語…

690_ひしみー111

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の軍勢に勝利した沙門ガウタマ前回( 689_ひしみー110 )の続きです。前々回( 688_ひしみー109 )と 前回( 688_ひしみー110)は、 悪魔のことで だいぶ脱線したので、 改めて以下の 439) ~449) になる。 ただ、ひろさんのご本の、 08…

689_ひしみー110

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の軍勢に勝利した沙門ガウタマ前回( 688_ひしみー109 )の続きです。今回も、前回同様、かなり特異な内容になるので、一般的な仏教にしか興味がないお方は、飛ばして(省略して)下さい。前回は、悪魔をどのようにとらえるかで、以…

688_ひしみー109

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の軍勢に勝利した沙門ガウタマ前回( 687_ひしみー108 )の続きです。前回に引き続き、前々回( 686_ひしみー107 )の内容を独断と偏見で見ていく。かなり特異な内容になるので、一般的な仏教にしか興味がないお方は、飛ばして(省略…

687_ひしみー108

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の軍勢に勝利した沙門ガウタマ前回( 686_ひしみー107 )の続きです。前回の内容を独断と偏見で見ていきたい。一般的な仏教にしか興味がないお方(かた)は、省略して下さい。その前に。前回は過去に触れたものもいくつか含めて見返…

686_ひしみー107

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の軍勢に勝利した沙門ガウタマ前回( 685_ひしみー106 )の続きです。前回の末尾に、お釈迦さんの悟りを邪魔しようとする悪魔(ひろさんの言葉だと天魔)の様子が、スッタニパータ( 四二五 ー 四四九 )に出ているとあるが、ひろさん…

685_ひしみー106

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の正体を見抜いた沙門ガウタマ前回( 684_ひしみー105 )の続きです。前々回( 683_ひしみー104 )、前回( 684_ひしみー105 )と、2 回続けて脱線したので、改めて前々々回( 682_ひしみー103 )からの続きとします。とりあえず、前回まで…

684_ひしみー105

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の正体を見抜いた沙門ガウタマ前回( 683_ひしみー104 )の続きです。前回に続いてまた脱線となる。お許し頂きたい。前回、仏教を学ぶ、あるいは、人生の生き方の指針とする場合のもどかしさについて書いた。また、こうしたことは…

683_ひしみー104

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の正体を見抜いた沙門ガウタマ前回( 682_ひしみー103 )の続きです。前回、仏教に関して次のように書いた。ひろさんによると、仏教は、第 7 章( 07 禅定と苦行、そして中道 )の テクニックだけの禅定ではダメ( 648_ひしみー069 )…

682_ひしみー103

08 天魔よ、汝は破れたり・天魔の正体を見抜いた沙門ガウタマ前回( 681_ひしみー102 )の続きです。まず、天魔について。本来ならば、この第 8 章( 08 天魔よ、汝は破れたり )の冒頭( 672_ひしみー093 )で触れておけばよかったのかもしれないが、ひろさんはここ…

681_ひしみー102

08 天魔よ、汝は破れたり・経典はガウタマの迷いを語っている前回( 680_ひしみー101 )の続きです。前回の注釈の補足をします。まあ、一般的な仏教を好まれる方には、私が今までに書いてきたことは、奇異に感じるでしょうね。縁起にも否定的、中道にも否定的で…

680_ひしみー101

08 天魔よ、汝は破れたり・経典はガウタマの迷いを語っている( 675_ひしみー096 )の続きです。以下はちょっと感覚的な話になってしまい、一般的な仏教に興味がある方には、??? の話になってしまうかもしれないのだが、まあ、これも個人的な独断と偏見なの…

679_ひしみー100

676_ひしみー097、677_ひしみー098 と、ちょっと脇道にそれたので、今回は、再び、675_ひしみー096 の続きからになります。08 天魔よ、汝は破れたり・経典はガウタマの迷いを語っている前回( 675_ひしみー096 )の続きです。また、繰り返しになってしまうが、お釈…

678_ひしみー099

前回( 677_ひしみー098 )と前々回( 676_ひしみー097 )と脇道に逸れたので、本来なら、ここから( 675_ひしみー096 )の続きとすべき順番なのだが、まだいくつか気になっていることがあるので、この際なので書いておくことにする。今回は、中道についての話になる…

677_ひしみー098

676_ひしみー097 の続きです。いくつかの点に話を分けて書くことにする。1. 5 人の修行仲間の出自(*)仏典の話も含め、一般的には、3 度の城に残る説得を振り切ったお釈迦さんの身を案じた父親の浄飯王が、息子(お釈迦さん)の身の回りの世話をさせるために遣…

676_ひしみー097

書こうかどうか迷っていたが、今書いておかないと忘れてしまうかもしれない内容があるので記しておく。話が前後して申し訳ないのだが、 沙門ガウタマ(お釈迦さん)とともに修行していた 5 人の修行仲間が、お釈迦さんを見捨てて去っていく話がある( 671_ひし…