おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

121_鼻

顔のまん中にある鼻のことです。

子供の頃から、ちょっと不思議に思っていたことなんですが。

例えば、白人さん系の人の鼻は、鼻筋は通っていて高いには高いのですが、下部をまるで粘土で作ったのではないか、というつまんだ跡のような窪みがあり、多面体のように下から削り上げたような形になっている人がいます。

整形の跡なのかとも思いましたが、どうもそうではないようですね。

というのも、これは小学校時代の友人なのですが、こうした白人さんの鼻とそっくり同じ特徴を持った人(男の子)がいたからです。

どう考えても、日本人の子供の彼がわざわざあのような鼻の形にするための整形をするはずもないからです。

なので、おそらくこれは、白人さんに多く見られる遺伝的な特徴なのでしょう。

彼は、目はそうでもありませんでしたが、肌が抜けるように白く、やはり、彼の遠い祖先から引き継がれてきた、白人さん的な遺伝の特徴のいくつかが、たまたま出た、ということなのだと思います。

高校時代にも、えらく顔立ちが整い(私の母は、集合写真の彼の顔を見て、さかんにハンサムだといっていた)、近くで顔、特に目を見ると、瞳がエメラルドグリーンというか、かなり青みがかった男子がいました。

最初見たときは、えっ、何だこの色は、とあまりの違和感にちょっと驚いた記憶があります。

たまに、灰色がかった人もいますが、普通は、茶色がかった黒か、黒ですからね。

まあ、今は、ネットの広告でも、さかんにカラコンが宣伝されているご時世ですから、おしゃれ好きな皆さんの瞳の色は、百花繚乱となってきていて、こんな驚きもさして珍しくはなくなってきているのかもしれませんが。

彼は、肌色はかなり白かったですが、髪はほぼ黒髪で、話す言葉も外人さんのようなクセがまったくない、完全な日本人であり、身長も 170 cm 弱といった感じで白人さんほどには高くはなかったので、やはり、彼も白人さんの遺伝的な特徴があらわれた人だったのでしょう。

途中から努力の絶対量が不足したためか、勉強はやや落ちてしまいました(努力すれば凄くなれただろうに)が、彼は運動も良くできた万能系の人でした。

これは、また、まったく別の話なのですが。

今は休刊している月刊の写真雑誌で、ロシアの女性モデルを載せているものがありました。

その中のある号でしたが、そこに載っていた女性モデルの人の顔には、たまげました。どう見ても、精巧に作られた人形にしか見えなかったからです。極限まで人間を模して作ったマネキン人形のようでした。

私個人の主観かもしれませんが、こんなに完璧に整った顔の人間は、まずいない、これは人形だ、と思ったんです。生身の人間は、どこかしら、幾何学的ではない箇所や不規則な箇所がありますが、それがほとんど見られないと感じたからです。

まあ、それでも、多少は唇が厚めだったので、人間(!)だとは判別できましたが、顔もほぼ完璧に近い左右対称(いわゆる、シンメトリー)。下品な言葉ですみませんが、すげえ、マジかよ、と感じたのを覚えています。

ただ、あまりにもハッキリとした顔つきだったので、同じロシアの美人なら、ユーチューブのあしやさんのような柔らかさがある人の方が、優しげに見えていいですけどね。

顔立ちと顔つきから受ける、瞬時の印象。

まあ、こんなことは、永久にないのでしょうが。

こうした、顔の造形や印象を、因縁因果から、詳細に、完璧に説明しきれる学問(?)があれば、そのひもときを知りたいなあ、と思うことがあります。

そして、美男学、美人学といった、顔や容姿から、その因縁因果の関連づけをつまびらかにした、学問(?)も。

最終的に完璧に美しい元の写し身に戻るにしても、それまでの段階的な過程だけでも、美しくなることは、多いに魅力的だから。

そうすれば。

美しくなりたければ、誰しも輪廻転生を通した永遠の命を肯定することになるだろうし、今の人生(今生のことです)しかないことを前提とした、ヤリ逃げ、逃げきりに追われる、今の唯物論全盛の考え方も変わらざるを得なくなります。

また、来世以降とはいえ、美化のための具体的なやり方、いわば、処方箋(しょほうせん)が手に入る訳だから、否応なしに、処方箋に沿って、真善美に適(かな)った行為に、勤(いそ)しむようになるだろうから。

誰だって、神性を備えたような美しさを湛(たた)えたいはず。

清潔感を出して、身だしなみを整え、化粧するのもいいですが、地顔の素因としての力は、何よりも強いですからね。

そんなことないか・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

追記: 2024/04/07 16:07
〜訂正内容〜

本文を加筆・訂正しました。