中村元著_原始仏典_ちくま学芸文庫_の俯瞰と神様に対する見方の特定ができず、どうにもモヤモヤしていたのだが、もう、俯瞰できなくても何でも、逐条解釈的に見ていくことに決めた。
いつまでも、こんなことをしていたら先に進まない。
ただ、できるかぎり内容の引用だけに終始はしないよう、霊性を中心とした見方で、咀嚼しなおした見方で、読んでいきたいと思う。
敷衍できれば、理想的なのだが、とにかく、力及ばずとも、見切り発車をします。
本の順番通り、以下の章に沿って見ていきたい。
Ⅰ 釈尊の生涯
序章 原始仏典へのいとぐち
第一章 誕生と求道ー「スッタニパータ」(1)
第二章 悪魔の誘惑ー「サンユッタ・ニカーヤ」(1)
第三章 最後の旅ー「大パリニッバーナ経」
第四章 仏弟子の告白・尼僧の告白ー「テーラガーター」「テーリーガーター」
Ⅱ 人生の指針
第一部 人生の指針
第一章 ブッダのことばー「スッタニパータ」(2)
第二章 真理のことばー「ダンマパダ」
第三章 生きる心がまえー「サンユッタ・ニカーヤ」(2)
第四章 人間関係ー「シンガーラへの教え」
第五章 ジャータカ物語
第二部 後世における発展
以下、序章 原始仏典へのいとぐち
一 原始仏教の成立
二 経典のなりたち
四 仏教経典の現代性
五 現代語訳の意義
六 原始仏典の歴史的意義
の順に見ていきたいと思います。
次回以降から始めさせて頂きます。
かなり不規則になり間が空いたりするかもしれませんが、ご了承願います。
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・俯瞰~ふかん~高い所から広く見渡すこと。
・逐条~ちくじょう~箇条の順を追って一つ一つ進めること。
・咀嚼~そしゃく~①食物をよくかみくだくこと。
②文章や物事の意味をよく考えて正しく理解し味わうこと。
ここでは、②の意。
・敷衍~ふえん~(衍は広げる意)意味のわかりにくい所を、やさしく言い換えたり、言葉を加えたりして詳しく説明すること。
・求道~きゅうどう~真理や、宗教的な悟りを求めて修行すること。
(参考)仏教ではふつう「ぐどう」と読む。
・尼僧~にそう~①出家した女性。比丘尼(びくに)。尼(あま)。
②キリスト教の修道女。
ここでは、①の意。
・詔勅~しょうちょく~天子の命令。みことのり。勅書。
近代日本では、特に天皇の意思・命令を表示する詔書・勅書・勅語などの総称に使われてきた。
・天子~てんし~(天の代理として国を治める者の意から)一国の君主。
・詔書~しょうしょ~国会の召集など、天皇の国事行為に関する言葉を記した公文書。
・勅書~ちょくしょ~詔勅の形式の一つ。明治憲法下で、天皇の意思を表し、特定の人や機関に交付された公文書。
・勅語~ちょくご~天皇の言葉。特に、明治憲法下で、天皇が公式に発した意思表示。
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①追記: 2010/10/10 23:35
②追記: 2024/04/07 22:45
〜訂正内容〜
上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。