2021-04-29から1日間の記事一覧
35 小さな過ちにこそ気をつけるその報いは来ないだろうと思って、 悪を軽んじてはいけない。 水が一滴ずつしたたり落ちるならば、 水瓶を満たす。 愚かな者が、 些細な悪を積み重ねるならば、 やがて悪を満たす。 悪を積むならば、 やがて災いに満たされる。…
34 自分で生んだ苦からは逃れられない悪いことをした人は、 この世で悩み、 来世でも悩み、 二つのところで、ともに悩む。 彼は、自分の行為が汚れているのを見て、憂え、悩む。(一五) (第1章 対句 より)善いことをした人は、 この世で喜び、 来世でも喜び、…
33 慈しみの心さえあれば仏の教えを喜び、 慈しみに住する修行僧は、 一切の現象から鎮(しず)まることから生まれる 涅槃(ねはん)に到達するであろう。(三六八) (第25章 出家修行者(比丘) より)以下、S さんの内容を (a)、私の思うところを (b) として、逐条…
32 慈悲の心を育てる昼も夜も害を与えない (慈しみ)の心でいる比丘は、 いつも覚醒して常に冴(さ)えている。(三〇〇) (第21章 さまざまなこと より)以下、スリランカ仏教界の長老のアルボムッレ・スマナサーラさんを、S さんとします。ご了承下さい。文章も…
31 「知っている」と思う者が愚か者もし愚か者が、 自ら愚か者であることを知るならば、 すなわち賢者である。 愚か者でありながら、 しかも自ら賢者だと思う人こそ、 愚か者だと言われる。(六三) (第5章 愚か者 より)S さんの言うことを(私の独断と偏見の意…