おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

2021-04-29から1日間の記事一覧

350_法話50-35

35 小さな過ちにこそ気をつけるその報いは来ないだろうと思って、 悪を軽んじてはいけない。 水が一滴ずつしたたり落ちるならば、 水瓶を満たす。 愚かな者が、 些細な悪を積み重ねるならば、 やがて悪を満たす。 悪を積むならば、 やがて災いに満たされる。…

349_法話50-34

34 自分で生んだ苦からは逃れられない悪いことをした人は、 この世で悩み、 来世でも悩み、 二つのところで、ともに悩む。 彼は、自分の行為が汚れているのを見て、憂え、悩む。(一五) (第1章 対句 より)善いことをした人は、 この世で喜び、 来世でも喜び、…

348_法話50-33

33 慈しみの心さえあれば仏の教えを喜び、 慈しみに住する修行僧は、 一切の現象から鎮(しず)まることから生まれる 涅槃(ねはん)に到達するであろう。(三六八) (第25章 出家修行者(比丘) より)以下、S さんの内容を (a)、私の思うところを (b) として、逐条…

347_法話50-32

32 慈悲の心を育てる昼も夜も害を与えない (慈しみ)の心でいる比丘は、 いつも覚醒して常に冴(さ)えている。(三〇〇) (第21章 さまざまなこと より)以下、スリランカ仏教界の長老のアルボムッレ・スマナサーラさんを、S さんとします。ご了承下さい。文章も…

346_法話50-31

31 「知っている」と思う者が愚か者もし愚か者が、 自ら愚か者であることを知るならば、 すなわち賢者である。 愚か者でありながら、 しかも自ら賢者だと思う人こそ、 愚か者だと言われる。(六三) (第5章 愚か者 より)S さんの言うことを(私の独断と偏見の意…