おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

635_ひしみー057

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・欲望の充足は問題解決にならないお釈迦さんの出家の動機としてひろさんのあげていた 2 つのこと、すなわち、 1.諸々の欲望をかなえるためではないこと、 2.出離は安穏だということ、 について、書…

634_ひしみー056

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・欲望の充足は問題解決にならないお釈迦さんの出家の動機としてひろさんのあげていた 2 つのこと、すなわち、 1.諸々の欲望をかなえるためではないこと、 2.出離は安穏だということ、 について、お…

633_ひしみー055

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ次に進むに当たり、とりあえず、直近の 3 つの回をまとめたい。630_ひしみー052 ・恐妻家シッダールタ太子の蒸発→結局、恐妻家はお釈迦さんの出家の決定的な理由とはされていませんね。 後付けの奥さ…

632_ひしみー054

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・沙門ガウタマは「出世間」をした前回( 631_ひしみー053 )の続きになる。お釈迦さんが、インド随一の大国、マガダ国(拮抗していたコーサラ国(豪族と思われる小規模な釈迦国の宗主国)をやがて併合し…

631_ひしみー053

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・沙門ガウタマは「出世間」をした適当にいく(改変などあり)。動機を明らかにせず、家族と音信不通となるのが蒸発なら、蒸発という表現は家族から見ての表現だ。蒸発した当人には、何らかの動機や事…

630_ひしみー052

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・恐妻家シッダールタ太子の蒸発ひろさんは、シッダールタ太子(お釈迦さんのこと)が、何ら理由を周囲の者(父の浄飯王や妻のヤショーダラーなど)に明かさないまま、宮殿を出て音信不通となり、沙門と…

629_ひしみー051

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・沙門ガウタマの誕生シッダールタ太子(お釈迦さん)は、29 才の時に、ヤソーダラー妃との間にラーフラを授かるとほどなくして城を出た。チャンダカという御者に、白馬カンタカを引かせてアノーマー…

628_ひしみー050

05 人間の内側にある老・病・死・老・病・死こそ人間の真実の姿ここでは、ヘブライズムをキリスト教とする。ひろさんは、キリスト教と仏教を以下のように対比させる(改変などあり)。すなわち、キリスト教においては、(砂漠という厳しい)自然は死の原理であり…

627_ひしみー049

05 人間の内側にある老・病・死・ヘブライズムは、負けるために闘うひろさんは、ヘブライズムは、生きることは、死と闘って生きることだ、としていた。死は点なので存在しないから(細かい難しい話は省く)、生を長くするために、老いとも闘う。前回( 626_ひし…

626_ひしみー048

05 人間の内側にある老・病・死・「死」と闘って生きるヘブライズム最初に、ここで出てくる用語の意味を列記しておく。・ヘブライズム~キリスト教の土台となった古代ヘブライ人の宗教思想。 ヘレニズムとともに西洋思想の二大源流をなす。・ヘブライ~①紀元…

625_ひしみー047

05 人間の内側にある老・病・死・老・病・死の問題を解決するための出家前回( 624_ひしみー046 )同様、ひろさんの後の話の展開が個別的で長いので、ひとまず、四門出遊の話の概要を先に書いておく(今回は西門の死人の話と北門の沙門に感激して出家を決意する…

624_ひしみー046

05 人間の内側にある老・病・死・自己のうちにある「病」前回( 623_ひしみー045 )同様、ひろさんの後の話の展開が個別的で長いので、ひとまず、四門出遊の話の概要を先に書いておく(今回は南門の病の話)。太子は、お城の 東門から出た時に、みすぼらしい老人…

623_ひしみー045

05 人間の内側にある老・病・死・人間には自分の「老い」が見えないひろさんの本には書いてはいないが、シッダールタ太子(少年期のお釈迦さん。以下は太子と略)が、食物連鎖に弱肉強食を見た前章の話は、樹下観耕(じゅかかんこう)と呼ばれ、これから見ていく…

622_ひしみー044

04 シッダールタ太子の問題意識食物連鎖に含まれるあらゆる生命のはかなさ、むごい失われ方、残虐な失われ方が、なぜに、あのように是認されたような形になっているのか、放置されたようになっているのか、の真の理由は神様にしかわからない。私は前回( 621_…

621_ひしみー043

04 シッダールタ太子の問題意識前回( 619_ひしみー041 )、この章( 04 シッダールタ太子の問題意識 )全般について、気になる以下のことを書くとした。1.弱肉強食が自然界の法則と一般化されたのは本当に戦後(昭和 30 年頃)なのか2.弱肉強食と食物連鎖の境界線…

620_ひしみー042

04 シッダールタ太子の問題意識前々回( 618_ひしみー040 )、この章( 04 シッダールタ太子の問題意識 )全般について以下のことを書くとした。1.弱肉強食が自然界の法則と一般化されたのは本当に戦後(昭和 30 年頃)なのか2.弱肉強食と食物連鎖の境界線はどこで…

619_ひしみー041

04 シッダールタ太子の問題意識前回( 618_ひしみー040 )、この章( 04 シッダールタ太子の問題意識 )全般について、気になる以下のことを書くとした。1.弱肉強食が自然界の法則と一般化されたのは本当に戦後(昭和 30 年頃)なのか2.弱肉強食と食物連鎖の境界線…

618_ひしみー040

04 シッダールタ太子の問題意識この章全般について、気になることをいくつか書きたいと思う。1.弱肉強食が自然界の法則と一般化されたのは本当に戦後(昭和 30 年頃)なのか2.弱肉強食と食物連鎖の境界線はどこで引くかまだある(書くかどうか決めかねているも…

617_ひしみー039

04 シッダールタ太子の問題意識・食物連鎖は共生の原理適当にいく(改変などあり)。時計の針がちっとも先に進まないので、書いている本人(←ひろさんのこと)がヤキモキしているのだが、大事なことなのでもう少し続ける(←そう書いてある。以下もほぼ同様)。弱肉…

616_ひしみー038

04 シッダールタ太子の問題意識・「俗流科学」のいかがわしさ適当にいく(改変などもあり)。では、釈迦は何を教えたか?繰り返し言っていることだが、それをここで書く訳にはいかぬ(←そう書いてある)。それは釈迦が悟りを開いた後に書くべきことだ。釈迦が教…

615_ひしみー037

04 シッダールタ太子の問題意識・「日本霊異記(にほんりょういき)」が教える「俗流仏教」適当にいく。さて、シッダールタ太子は、弱肉強食の世に疑問を持ち、その問題意識で出家修行者となった。やがて悟りを開いて仏陀となり、その問題意識に解答を与えた。…

614_ひしみー036

04 シッダールタ太子の問題意識・シッダールタ太子の問題意識ひろさんは、また伝説と事実について何のかんのと、グチャグチャと書いているから、あまり気が進まないのだが、とりあえず、続ける(改変などあり)。シッダールタ太子は、虫→小鳥→猛禽類の補食の自…

613_ひしみー035

04 シッダールタ太子の問題意識・金魚はかわいそう、泥鰌(どじょう)ならいい前回( 612_ひしみー034 )、ひろさんのお話を一通り見て、これについて書こうと思ったのだが、この章( 04 シッダールタ太子の問題意識 )をすべて見てからに変える。引き続き、ひろさ…

612_ひしみー034

04 シッダールタ太子の問題意識・戦後日本にはびこる「弱肉強食」の常識ひろさんのお話をとりあえず見てみる(かなりの改変などあり)。読者はどう思われるか?(*1)小さな虫けらを小鳥が啄(ついば)み、さらに、それを猛禽類が補食する。読者の中には、この有…

611_ひしみー033

04 シッダールタ太子の問題意識・初めての禅定適当にいきます。以下に扱うすべてのお話は、多分、ほとんど伝説で、これに関してひろさんは、一々、伝説か否か何のかんのと書いているが、面倒くさいのですべて割愛する。なので、話を進めるための材料としての…

610_ひしみー032

03 伝説が語る「真実」おわかりの方がいるかもしれないが、前回( 609_ひしみー031 )、私が書いたことを掘り下げていくと、ある意味ではお釈迦さんに反旗を翻(ひるがえ)すことになるかもしれない。ただ、せっかくここまで、ひろさんの本の再読を進めてきたこと…

609_ひしみー031

03 伝説が語る「真実」以下は、ちょっと雑談のようになってしまうのだが、この章( 03 伝説が語る「真実」 )の全般、すなわち、 はじめの稿( 603_ひしみー025 )から、前回( 608_ひしみー030 )までについて気になったことをいくつか書きたい(ひろさんのお考えの…