おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

663_ひしみー084

前回( 662_ひしみー083 )では、 霊性面から、 この世における、 肉体人間としての私達には 避けることのできない、 生・老・病・死の意味合いについて 考えてみた。要は、 私達肉体人間の本質が 神様の分けられたお命である 分霊(わけみたま)であり、 これに…

662_ひしみー083

今回は、シッダールタ太子(お釈迦さん)の出家とは別に、生・老・病・死について、簡単にまとめたい。いわば、生・老・病・死についての霊的な解釈を考えたいと思う。一般的な仏教以外に関心のない方は、飛ばして下さい。私達肉体人間の本体は、肉体ではない…

661_ひしみー082

今回から、生・老・病・死についての話になります。第 5 章( 05 人間の内側にある老・病・死 )( 623_ひしみー045 ~ 628_ひしみー050 )ひろさんは、先の A と併せて、もう 1 つ出家にまつわる伝説も絡(から)めておきたいらしい。まあ、一般的にはこれがお釈迦…

660_ひしみー081

前回( 659_ひしみー080 )の続きです。この地球上の動植物を含めた大自然の全体のバランスは、摩訶不思議(?)な仕組みによって保たれている。その大自然を感謝の対象として自らをも生かしてくれている偉大な環境として崇(あが)めるのではなくて、あくまでも肉…

659_ひしみー080

前回( 658_ひしみー079 )の続きです。お釈迦さんは、生きとし生けるもののすべての命を尊重して、安易に奪われやすい弱い者(前回の話では虫)の命をむやみに奪わないように気をつけていた、ということになります。大乗仏教の経典を、お釈迦さんがはるか昔に肉…

658_ひしみー079

前回( 657_ひしみー078 )の続きです。以下はかなりおおざっぱな話になるが、ご了承頂きたい(なお、適宜、意訳、改変などあり)。ひろさんは、お釈迦さんの出家に結びつけて、とりあえず、樹下観耕の話をあげておいたのだろうが、これはあまり意味ないんじゃな…

657_ひしみー078

前回( 656_ひしみー077 )の続きです。ひろさんは、一般的に自然界が弱肉強食とされ、強者が弱者をやっつけ、あるいは滅ぼして、生き残り栄えるのは当たり前のようにするのは、俗流科学でありとんでもないものだ、としている(ように読み取れる)。その理由とし…

656_ひしみー077

A.第 04 章 ー 04 シッダールタ太子の問題意識 ( 611_ひしみー033 ~ 622_ひしみー044 )についてひろさんは、現代の苛烈な競争社会の解決策として、仏教に解答を見出だしたいようだ。だから、そのために話を食物連鎖からはじめて、弱肉強食と食物連鎖は違う、そ…

655_ひしみー076

07 禅定と苦行、そして中道今まで、この第 7 章( 07 禅定と苦行、そして中道 )の大半となる、 ( 646_ひしみー067 ~ 654_ひしみー075 ) の内容を見てきた。 具体的には、ひろさんが以下のように見出しをつけた部分についてになる。・アーラーダ仙から禅定を学…

654_ひしみー075

07 禅定と苦行、そして中道・真実の仏教者に苦行は不要 すみませんが、前回( 654_ひしみー075 )の内容をどう理解したらいいのか、特に、ひろさんの理屈立てが、混乱してよくわからず、整理しきれないので、間をおくかもしれません。ご了承願います。春雨☆サラ…

653_ひしみー074

07 禅定と苦行、そして中道・真実の仏教者に苦行は不要 ちょっと、お釈迦さんの悟りへの道筋における(または悟りを目指す一般的な求道者(ぐどうしゃ)の求める)、苦行の意味合いと、その本質的によって来(きた)るところについてなど、2 回費(つい)やしてしま…

652_ひしみー073

07 禅定と苦行、そして中道・沙門ガウタマはなぜ苦行をしたのかちょっと足踏みした内容で、繰り返しになり、申し訳ないのだが、とりあえず、念を入れたいの点があるので、また、このテーマについて書くことにする。ご了承頂きたい。それは、 前々々回( 649_…

651_ひしみー072

07 禅定と苦行、そして中道・沙門ガウタマはなぜ苦行をしたのか前回、ひろさんの本のお釈迦さんの修行の道のり(?)で触れたことの続きになる。お釈迦さんの修行 修行→禅定→苦行→中道この苦行には、肉体人間が抱(いだ)くあらゆる真善美に悖る感情想念、すなわ…

650_ひしみー071

07 禅定と苦行、そして中道・沙門ガウタマはなぜ苦行をしたのか話に入る前に、苦行について。字引(国語辞典)を引くと。苦行~くぎょう~①(仏教語)苦しい修行。 (用例)断食の苦行。 ②苦しくつらい行い。 (用例)難行苦行。 ここでは、①の意。になるのだが、ひ…

649_ひしみー070

07 禅定と苦行、そして中道・苦行を始めた沙門ガウタマアーラーダ仙、ウドラカ仙の下を難しいとされていた禅定の技術をいとも簡単に会得して、次々に去って行った沙門ガウタマ(お釈迦さん)。彼は次に苦行をやることになる。彼は後にブッダガヤーとよばれる、…

648_ひしみー069

07 禅定と苦行、そして中道・テクニックだけでの禅定ではだめ適当にいく。ひろさんによると、禅定は仏教における三学の一つでこれなくしては仏教はあり得ないから、沙門ガウタマ(お釈迦さん)が、アーラーダ仙、ウドラカ仙に師事したことは幸いだ、とのこと。…

647_ひしみー068

07 禅定と苦行、そして中道・ウドラカ仙に師事した沙門ガウタマアーラーダ仙の下を去った沙門ガウタマ(お釈迦さん)は、次にウドラカ仙に師事した。この経緯をひろさんは、おおよそ、以下のように分析している(私が勝手に意訳・省略・縮小させてもらう)。お釈…

646_ひしみー067

07 禅定と苦行、そして中道・アーラーダ仙から禅定を学ぶ今回から、第 7 章( 07 禅定と苦行、そして中道 )に入ります。適当にいきます(改変などあり。以下のすべての文章に同じ)。前章で、阿闍世(あじゃせ。ビンビサーラ王の息子)の話まで出たのに、また、父…

645_ひしみー066

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・仏教徒は政治から離れるべきだ内容的には前回( 644_ひしみー065 )の続きです。適当にいきます。ひろさんの書いてある内容と順番が前後しますが、あらかじめご了承願います。ひろさんは、前回の出世…

644_ひしみー065

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・政治からの誘惑を受けた釈迦前回( 643_ひしみー064 )の続きです。以下、また、いくつかに分けて書きます。1.イエスさんとお釈迦さんの政治への関与のおさらいひろさんは、イエスさんとお釈迦さんの…

643_ひしみー064

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・政治からの誘惑を受けた釈迦前回( 642_ひしみー063 )の続きです。ただし、これまで以上に多分に個人的で勝手な独断と偏見が含まれるので、その点はあらかじめご了承下さい。政治は世間の最たるもの…

642_ひしみー063

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・政治からの誘惑を受けた釈迦前回( 641_ひしみー062 )の続きです。仏教はアナキズムだとする、以下のひろさんの三段論法の話の続きです。①仏教は出世間だ。 →②政治は世間そのものだ。 →③だから、仏…

641_ひしみー062

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・政治からの誘惑を受けた釈迦ひろさんは、お釈迦さんも、イエスさんも、政治に関しては軌を一にしている、すなわち、政治に関心を持たない反政治の思想家、アナキズムの思想家だと決めつけている(…

640_ひしみー061

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・政治からの誘惑を受けた釈迦前回までが、イエスさんの政治とのかかわり、すなわち、イエスさんが政治からの誘いにどのように対処したかの話。で、今回からは、お釈迦さんの話。ひろさんは、お釈迦…

639_お詫びとお願い

春雨サラダ様拝啓 いつもお世話になっております。お恥ずかしい限りですが、私はどうもインターネットの難しいことがわからず、はてなブックマークやそのコメントのことがよくわかりません。どこにどうやってコメントしたらよいかわからずに、春雨サラダ様の…

638_ひしみー060

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・悪魔から誘惑されたイエスちょっとクドくて申し訳ないのだが、前回の続きになる(かなりの意訳や改変あり)。ことのあらましは、 長期間( 40 日間 )の荒れ野での断食後の空腹に違いがないはずの、 …

637_ひしみー059

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ前回( 636_ひしみー058 )、ひろさんの本の順番通りに書くかどうか迷ったが、やはり、ここまでに長いこと順番通りにしてきたので、気を取り直して、順繰りに行くことにする。ただ、前回の続きになるが…

636_ひしみー058

06 「出世間(しゅっせけん)」をした沙門(しゃもん)ガウタマ・欲望の充足は問題解決にならないこのあと、ひろさんはイエスさんとお釈迦さんを対比させて、まあ、何となく(?)無政府的な(?)話やら何やらで、出世間と結びつけ、さらに次の章( 07 禅定と苦行、…