おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

735_ひしみー156

10 初めて法輪を転ず ・人生の羅針盤としての戒 前回 ( 734_ひしみー155 ) の続きです。 前々回 ( 733_ひしみー154 ) と前回 ( 734_ひしみー155 ) で書いた内容から、昆虫や動物や肉体人間の命を奪う、または、奪われることはあってはならないことの基本につい…

734_ひしみー155

10 初めて法輪を転ず ・人生の羅針盤としての戒 前回 ( 733_ひしみー154 ) の続きです。 五戒の「1.不殺生戒」の続きです。 では、前回書いたことを踏まえた上で、生き物を殺すこと、中でも、「なぜ人を殺してはならないのか」を考えてみたいと思います。 前…

733_ひしみー154

10 初めて法輪を転ず ・人生の羅針盤としての戒 前回 ( 732_ひしみー153 ) の続きです。 今回は、仏教の五戒について、宗教の素人、仏教の素人のごく普通の感覚を交えて、勝手に書いていきます。 手元にある、仏教について書かれた 20 冊弱の仏教に関して一般…

732_ひしみー153

10 初めて法輪を転ず ・人生の羅針盤としての戒 前回 ( 731_ひしみー152 ) の続きです。 今回は、お釈迦さんが、大資産家の息子で家を飛び出してきて遭遇したヤシャに対して説いた、仏教を教えるに当たっての基礎固めとなる三論のうち、第二の戒論(戒めの訓話…

731_ひしみー152

10 初めて法輪を転ず ・人生の羅針盤としての戒 前回 ( 730_ひしみー151 ) の続きです。 今回は、お釈迦さんが、ヤシャに仏教を教えるに当たっての基礎固めとなる三論のうち、第二の戒論(戒めの訓話)について、ひろさんのお考えを批判的に検討していきたい。 …

730_ひしみー151

10 初めて法輪を転ず ・仏教教団におけるプロとアマ 前回 ( 729_ひしみー150 ) の続きです。 今回は、お釈迦さんが、ヤシャに仏教を教えるに当たっての基礎固めとなる三論のうち、施論(施しの訓話)について、ひろさんのお考えを批判的に検討したい。 まずは、…

729_ひしみー150

10 初めて法輪を転ず ・仏教教団におけるプロとアマ 前回 ( 728_ひしみー149 ) の続きです。 律蔵のマハーヴァッガは、かつての修行仲間である五比丘が、お釈迦さんの教導で、(おそらく数ヶ月で)悟りを開いて阿羅漢になってしばらくして後に、ヤシャというヴ…

728_ひしみー149

10 初めて法輪を転ず ・仏教教団におけるプロとアマ 前回 ( 727_ひしみー148 ) の続きです。 ちょっと話を混ぜっ返すようで申し訳ないのだが、ひろさんの述べたことと、これから述べることについて、独自の視点からとらえ直すことにしたい。 ひろさんのお考え…

727_ひしみー148

10 初めて法輪を転ず ・仏教教団におけるプロとアマ 前回 ( 726_ひしみー147 ) の続きです。 ひろさんによると、「(適宜改変あり。以下、同様)ともかくも 5 人の弟子達が悟りの世界に到達して、この世に阿羅漢が 6 人となった。それで、釈迦の教える「方法」…

726_ひしみー147

10 初めて法輪を転ず ・この世に阿羅漢が六人となった 前回 ( 725_ひしみー146 ) の続きです。 ひろさんによると、お釈迦さんの教導によって、5 人の比丘のうち、カウンディニヤが悟り境地に到達できたこと、そして、残りの 4 人の比丘も次々と悟りの境地に到…

725_ひしみー146

10 初めて法輪を転ず ・釈迦が発見した古き道 前回 ( 724_ひしみー145 ) の続きです。 お釈迦さんは、サンユッタニカーヤのナガラ(都城)と題される一経で、次のように言っている。 「私は過去の正覚者が、悟った真理に至る古道・古怪を発見した」と。 つまり…

724_ひしみー145

10 初めて法輪を転ず ・釈迦が発見した古き道 前回 ( 723_ひしみー144 ) の続きです。 また、ちょっと脱線します。 前回と前々回 ( 722_ひしみー143 ) 、お釈迦さんが悟りを開いてから、その教えの伝道に至るまでの経緯に納得できない旨を述べて、できれば過去…

723_ひしみー144

10 初めて法輪を転ず ・釈迦が発見した古き道 前々回( 721_ひしみー142 )の続きです。 その前に。 くどいようですが、前回 ( 722_ひしみー143 ) の復習を少々。 前回は、お釈迦さん在世当時の悟りを開いた人の身の処し方について、五井先生の宗教観というか神…

722_ひしみー143

10 初めて法輪を転ず 唐突で申し訳ないのだが、以下に個人的な独断と偏見(=五井先生の著作から学んだ宗教観を独自に敷衍または拡大解釈・拡張解釈したもの)で、お釈迦さんが悟りを開いてから、その教えの伝道に至るまでの経緯を、きわめておおざっぱに振り…

721_ひしみー142

10 初めて法輪を転ず ・釈迦の教えを理解できた者がいた! 前回( 720_ひしみー141 )の続きです。 ひろさんによると、古代インドでは、自治組織の同業者組合はサンガと呼ばれており、仏教でも自らの教団をサンガと呼んだそうだ。 サンガ(修行者・僧)は修行者の…

720_ひしみー141

10 初めて法輪を転ず ・ダルマをみずから味わうための道筋 前回( 719_ひしみー140 )の続きです。 また、前回の内容と重複するが、ご了承頂きたい。 ひろさんのおっしゃりたいと思われる内容を、独断と偏見で、ざっとまとめる。 要は、お釈迦さんだけが、悟り…

719_ひしみー140

10 初めて法輪を転ず ・ダルマをみずから味わうための道筋 前回( 718_ひしみー139 )の続きです。 以下は、ちょっとひろさんのご本の本筋から外れ、かなりの独断と偏見になってしまうので、あらかじめそれをご了承下さい。 前回の後半の五井先生的と思われる内…

718_ひしみー139

10 初めて法輪を転ず ・ダルマをみずから味わうための道筋 前回( 717_ひしみー138 )の続きです。 独断と偏見で申し訳ないが、どうもひろさんのお書きになっている書き方が、散発的でわかりにくいように思えるので、勝手にまとめさせて頂く。 ひろさんによると…

717_ひしみー138

10 初めて法輪を転ず ・五人の仲間との邂逅 今回から、第 10 章( 10 初めて法輪を転ず )に入る。 悟りを開いた自らの教えを理解する者を探すべく、お釈迦さんはヴァーラーナシーに向かった。 仏典によると、お釈迦さんが、旧知の修行仲間の 5 人に会うために…

716_ひしみー137

09 梵天による懇請 ・「無師独悟」の釈迦 前回( 715_ひしみー136 )の続きです。 悟りの境地を1ヶ月近く味わっていたお釈迦さんは、世の人々の教化を梵天様に再三懇請され、それにほだされる形で伝道の旅に出ることになった(ここでは、仏教の通説やひろさんの…

715_ひしみー136

09 梵天による懇請 ・ヴァーラーナシーへ向かった釈迦 前回( 714_ひしみー135 )の続きです。 一応、前回のお釈迦さんが伝道を決意したところまで書いたので、今回はその始まりからになる。 ただ、前回までかなりグダグダとお釈迦さんが伝道に立ち上がるまでに…

714_ひしみー135

09 梵天による懇請 ・伝道を決意した釈迦 前回( 713_ひしみー134 )の続きです。 今までの話をごく簡単にいうと、梵天様によるお釈迦さんへの伝道の懇請については、 仏教の通説と思われる考え方では、度重なる梵天様の説得にほだされて(?)これを受けたと考え…

713_ひしみー134

09 梵天による懇請 ・伝道を決意した釈迦 前回( 712_ひしみー133 )の続きです。 まあ、前回までの話と後に続く話をまとめてみたいのだが、それはちょっと後にする。 ひろさんの表現によると、下記の通り(改変あり。以下すべて同様)。 「自分が悟った真理、そ…

712_ひしみー133

09 梵天による懇請 ・苦行による悟りと中道による悟りの違い 前回( 711_ひしみー132 )の続きです。 前回、お釈迦さんの伝道を決意するにいたった動機を、独自の神様観(といっても五井先生の著作から学んで想定した神様観ですが)の立場からとらえました。 まあ…

711_ひしみー132

09 梵天による懇請 ・苦行による悟りと中道による悟りの違い 前回( 710_ひしみー131 )の続きです。 その前に。 また、間を開けてしまいました。 失礼致しました。 すぐに続きを書けると思いながら、何となく、スランプというか書く気が起こらず、ズルズルとき…

710_ひしみー131

09 梵天による懇請 ・苦行による悟りと中道による悟りの違い 前回( 709_ひしみー130 )の続きです。 また、ケチつけ道中になってしまい申し訳ないのだが・・・。 まずは、個人的に、前回と前々回の復習も含めて、ひろさんのお考えになるところのこれらの節の内…

709_ひしみー130

09 梵天による懇請 ・苦行による悟りと中道による悟りの違い 前回( 708_ひしみー129 )の続きです。 前回に書いたように、ひろさんによると、お釈迦さんが悟りを開いた当時のインドの一般常識では、悟りを開いた人間は、すみやかに入滅することになっていたそ…

708_ひしみー129

09 梵天による懇請 ・悟った聖者は速やかに入滅する 前回( 707_ひしみー128 )の続きです。 また、独断と偏見を多々含むがあらかじめご了承頂きたい。 ひろさんは、梵天勧請時に、お釈迦さんは、 2 方向(?)からの誘惑を受けているとする。 1 つ目は、神様の誘…

707_ひしみー128

09 梵天による懇請 ・梵天勧請 前回( 706_ひしみー127 )の続きです。 申し訳ありませんが、またまた、前回の話を繰り返します。 個人的な独断と偏見にまみれ、一般的な仏教の話とはかけ離れた雑談になってしまうので、その点をあらかじめご承知置き下さい。 …

706_ひしみー127

09 梵天による懇請 ・梵天勧請 前回( 705_ひしみー126 )の続きです。 申し訳ありませんが、前回の話を繰り返します。 前回書いたことはこういうことです。 例えば、遺伝子。 人間の遺伝子情報は、30 億という万巻の書物に匹敵する以上もあり、それが、何と、1…