おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

152_原仏8ー2

**********まず、はじめにお断りをしておきます。以下、中村さんの言うところの、釈迦の生涯に関する3つのパッセージ(文章や談話の句・節)が、 二 誕生、 三 出家、 四 降魔(ごうま。悪魔を下すこと)、 の3つにわけて、簡潔に述べられています。…

151_原仏8ー1

第一章 誕生と求道 ー「スッタニパータ」(1)一 「スッタニパータ」についてこれは、仏典の中でも最も古く、お釈迦さんの思想や当時の人々の生活を伝えているものです。スッタニパータは、元は別々の経典として五章にわかれていたものを、一つにまとめたもので…

150_原仏7ー2

前回 ( 149_原仏7ー1 - おぶなより ) の続きです。で、中村さんは、中道を尊ぶ立場として以下のものをあげている(端段落分けなどの改変あり)。(*1)カッチャーヤナよ。 この世間の人々の多くは、二つの立場に依拠している。 すなわち有と無である。 もしも人…

149_原仏7ー1

六 原始仏典の歴史的意義中村さんは、仏教があらわれた意義を、因習を超えて、の一言でまとめておられます。人間のあるべき生き方や道筋は、バラモンのような祭りの形式ではない、苦行でもない、世襲といった血筋でもない、沐浴でもない、形而上学のような理…

148_原仏6

五 現代語訳の意義ここには、仏典の伝えられた言語の経緯が書かれているのですが、また、細かくごちゃごちゃとわかりにくいので、大雑把にいきます。まず、お釈迦さんはマガダ語で教えを説き、それがパーリ語に直され、さらに、サンスクリット語に書き換えら…

147_原仏5

四 仏教経典の現代性中村さんは、昨今、仏典(仏教に関する書物。仏書。経典)を見直そうとする機運が高まってきたと書かれています。今、この ( おぶなより ) で扱っている本(中村元著_原始仏典_ちくま学芸文庫)は、原始仏典 Ⅰ_ 釈尊の生涯_1987年09月30日刊 …

146_原仏4

三 原始仏教の聖典以下に見ていく原始経典は、「阿含経(あごんきょう)」と呼ばれます。いわゆる、原始仏教の聖典です。原始仏教を以降は、釈迦とその弟子達の仏教とします。(*1)原始仏教の聖典として残存するものは、パーリ語の聖典と、これに相当する阿含…

145_原仏3

二 経典のなりたち (*1)釈迦はネパールのシャカ族の中心であるカピラ城に、国王スッドーダナ王(浄飯王~じょうぼんのう)の長子(ちょうし~その夫婦の最初の子。特に、長男)として生まれました。釈迦というのは、彼の属していた種族の名で、姓をゴータマ、名…

144_原仏2ー2

前回 ( 143_原仏2ー1 - おぶなより ) の内容の補足で、肉体人間の一生についてです。前回 ( 143_原仏2ー1 - おぶなより ) で、この世に起きてくる事柄は、いいものも、悪いものも、その他、人間の五感で感じることができるものも、何もかも、すべて、時を経て…

143_原仏2ー1

前回 ( 142_原仏1 - おぶなより ) で六師についてのところで、放埒(ほうらつ)に乱れ、欲に支配されがちで、混乱した状況から出た、懐疑論者サンジャヤについて触れましたが、お釈迦さんが台頭してくる(のかな、よくわかりません)のに従って、そのもとに、サ…

142_原仏1

中村元著_原始仏典_ちくま学芸文庫_を見ていきます。なお、今回以降に書いていく内容の表題は、原始仏典を略して、原仏~という形にします。あらかじめご了承願います。では、内容に入ります。よろしくお願い致します。 Ⅰ 釈尊の生涯序章 原始仏典へのいとぐ…

141_小さな注意

こんな失敗をしない人がほとんどだと思いますけど。先頃、親戚のお墓参りに同行した際に、文庫本を缶コーヒー液でびしょびしょに汚してしまいました。なかなか、作業を進めないから、罰があたったのかなあ。一応、移動中に万一の中身漏れのことは考えて、ポ…

140_見た話

ちょっとネットで見た話なんですが。ある人が書いていた身長とモテその他の話がありました。著書も出されている方なので、それなりの有名なお人なんだと思います。まあ、後に少し本屋さんでその U さんという人の本を立ち読みした限りでは、それなりに博識で…

139_見切り発車

中村元著_原始仏典_ちくま学芸文庫_の俯瞰と神様に対する見方の特定ができず、どうにもモヤモヤしていたのだが、もう、俯瞰できなくても何でも、逐条解釈的に見ていくことに決めた。いつまでも、こんなことをしていたら先に進まない。ただ、できるかぎり内容…

138_ポーズ?

妙なものを見つけてしまった。蛙(かえる)化現象である。これは、片思い中は相手のことが好きなのに、思いが通じた、両思いになった途端に相手に対して気持ちが冷める現象を言うそうです。グリム童話の「蛙の王子様」から転用してきているらしい。自己肯定感…

137_贖罪

すみません。ちょっと手違いがあり、アップしたログを削除しました。内容は、ほぼ同じです。大変、失礼致しました。申し訳ございません。**********贖罪にはならないかもしれない。しかし、本を購入することで、ほんの、極微ながらも、貢献するこ…

136_実績

E 子さんには、多分、縁がなく、十中八九、読んではもらえないとは思うけど、( 134_非モテコミット異論3 - おぶなより ) をほんのちょっとだけ補足します。まあ、補足というよりは、雑感に近いんですけど。ちょっとした、軽い思考実験とお考え下さい。因縁と…

135_場

霊性の面から見た場合、世の中は厳しいです。業想念、業想念、業想念・・・、業想念の嵐というか、渦ですか。業想念を煽る言説、焚(た)き付ける言説、あまた多数。五井先生がご存命ならば、みんなの過去世の、神様を離れてしまっていた、たくさんの想いが、…

134_非モテコミット異論3

E 子さんという人には、多分縁がないと思うけど、万が一にも読んでくれるかもしれない機会のために備えて、書いておくことにします。私達肉体人間は、神様の分霊(わけみたま)を本体とする神様の子供です。ただ、肉体さえあれば、有機体としての肉体人間たり…

133_非モテコミット異論2

( 131_流行 - おぶなより ) であまり多くを言いたくないとしながら、再び書いてしまいます。すみません。思い出したことがあるので。以前、( 126_懐疑 - おぶなより ) で、女性は恋愛史上主義は見せかけで、自身の外見を含めた価値史上主義こそが実体なので…

132_非モテコミット異論

ついでなので、非モテコミットの異論(になるのかな、唯物論では)です。一人の女性に入れ込みすぎると、その思いは通じるどころか、逆にその女性を失うことになる、っていう話ですね。(*)確かに、時間と労力の膨大な無駄になりますね。いいんじゃないですか…

131_流行

非モテコミット?なんだあ、これは。バズる?なんだよ、これ。よくまあ、言葉を作り出しますね。その内容を調べてみると・・・。あまり、多くを言いたくない。やはり、因縁因果や輪廻転生を微塵も意識していないとしか、思えないなあ。モテる?これぞという…