前回 ( 045_意味は - おぶなより ) からの続き です。
先に、女性について書きましたが、書いているうちに、男性にも一つ言いたいことが出てきたので、追加します。
それは、誠実な態度をやめないでほしい、ということです。
彼女ができない、あるいは、結婚できないからと、チョイワルやチャラ男にならないでほしい、と。
ただし、ある程度努力を重ね、我慢をして、祈り一念の信仰までをもして、刀折れ矢尽き、それでも自分はどうしても女性を求めずにはいられない(*1)、となったら、チョイワルやチャラ男になるのも、致し方ないと思います。
生まれ変わりや輪廻転生を認めず、仮に認めたとしても、来世以降はどうなっても構わない、自己責任だ、今を貪らないでどうする?という人は、これはこれで、一つの選択肢だと思います。(*2)
今の時代状況の範囲内で、必要最低限の清潔感を保ち、同性の男性、さらには、女性にも不快感を与えないようにする。
そして、与えられた環境の中で、その範囲を著しく逸脱しない程度に、ファッション(服飾)を楽しみ、たしなむ、それ以上の無理はしない。
私は、これで十分だと考えています。
女性は、人は、よほどの因業人間(*3)でない限り、見る人は見ているからです。
個人的なことでは、アルバイトをした時に、二十歳前後の女性と一緒だったことがありました。(*4)
この人は、女性にしては、割と直情怪行なタイプでした。面と向かっては、あくまでも、仕草や態度で、あたかもサインのように気持ちを伝える女性が大半を占める中で、彼女は聞こえよがしに、ポツン、ポツンと本音を聞かせてくれる人だったからです。
さすがに、女性ですので、受け身が基本なために、対面して直には言いませんでしたが、一般的な女性とは一線を画していたことは確かです。
最初はカッコいいとは思わなかったそうですが、段々と私に好意を抱いてきてくれたのはわかりました(少しすると、水も滴るいい男・・・なんて言ってたので、彼女の真意がよくわからない部分があったのだが)。
彼女の生き生きした表情、嬉しそうな笑顔はいまだによく覚えています(*5)
噛めば噛むほど、味が出るスルメとも言っていましたね。
私が臆病なためか、仕事で失敗を重ね、周りの諸先輩方の不興を買いながらも、必死に取り組んでいたことを、感じとってくれていたのでしょう。
多少、子供っぽいところもあったのか、母性本能をくすぐるとか、かわいいとも言っていましたね(トロくて鈍くさい私は、そう思っていないのですが)。
私が諸先輩方となかなか同じ扱いをしてもらえなかった時は、可哀想だ、とも言っていました。
私は失敗も多いし、ただただ、与えられたことを一生懸命やっていただけで、それは構わないし、扱いも当然だと思っていました。
むしろ、まったくと言っていいほど、気にしていなかったのです。
これで、おわかりだと思いますが、よほど、性格がネジ曲がっているか、因業人間でない限り、見る人は見てくれているのです。
私としては、彼女にモテようとか、心証をよくしようとか、カッコつける余裕なんかありませんでした。
見せようと意識して行動するのではありません。ただ、ひたすら、真心と誠意を込めて事に当たった。それだけです。
万が一、見せようなどという姑息な演出をするくらいなら、それこそ、チョイワルやチャラ男になればいい(やっぱ、よくないです)。ここは、誤解しないで下さい。結果は度外視して、まずは、全力を尽くして下さい。
ファッションにも全く興味がありませんでしたし、手間がかかる(中髪?だけでも面倒だった)ので、長髪にしたことも、染めたこともありません。元々、化粧も染めるのも大嫌いでしたので、したいとも思わなかったのです。
こんな私でしたが、彼女が好意を寄せてくれてきていることは、男ですから、もちろん、凄く嬉しかったです。
しかし私は、ただただ、与えられたことをやり、周囲に迷惑をかけながらも、精一杯、生きていだけなのです。
どんなに無能でも、不器用でも、無様な仕事ぶりでも、無心で持てる限りの誠心誠意を尽くした。これが、期せずして彼女の心の琴線(*6)に触れた。私はそう思っています。
ですから、どんなに女性がほしくても、チョイワルになったり、チャラ男になるのは、どうしても受け入れられない人は、決して無理をする必要はありません。
男性、女性にかかわらず、見る人は見てくれています。
地道な努力がなかなか報われない、否、報われることすらない厳しい浮き世ではありますが、無心に行動することで、人様が思わぬ救いの手を差し伸べてくれたり、情けをかけてくれることもあるのです。(*7)
一瞥外観、モノ、カネと合コンのような評価しかできないような女性なら、こちらから願い下げするぐらいの気概を持って、生きて頂きたいのです。(*8)
アイドル崇拝も、代償行為の一環ですから、あくまでもほどほどにして、あまりのめり込みすぎないように、お願いします。
そして、もうお分かりだと思いますが、妙好人のような祈り一念の生活、現代で言えば、世界平和の祈り一念の信仰生活をして頂きたいのです。
過去生が相当な(よからぬ)ものであるために、現世は恋人なし、伴侶なしで生まれる方も、中にはおられるかもしれませんが、基本はどなたも可能性を秘めていると思います。
なので、この際、恋人、伴侶の件は、世界平和の祈り一念の信仰とともに、守護の神霊たる、守護霊さん、守護神さんにお任せしてしまう。
あとは、誠実に生きることだけで十分だと思います。
男性に限らず、女性もそうですが、この文章を読まれたことで、皆さんの想念の領域、潜在意識には、軽い楔(くさび)を打ち込めたと思っているので、あとは、皆さんが自らの神性に目覚め、祈り人になって、霊性の開発を始められることを、日本の片隅から静かに願っています。
以上、お見苦しい私の文章を、根気よく最後までお読み頂き、ありがとうございます。
心から感謝致します。
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(*1)ここまでなることは、まずない、と思いますけどね。
なお、風俗はおすすめしません。理由は、これまでの各種内容も含め、ご賢察願います。
(*2)本音は、この人達にも今すぐにでも、一考してもらいたいんですけどね。
(*3)いんごう~頑固で思いやりがないこと。むごいこと。
(*4)以前、女性の貴重な本音を教えてくれた人とは違います。別人です。
(*5)今は、彼女は私のことなど、すっかり忘れ果てていると思います。
女性は、表層意識と精神面は上書きが基本ですからね。
前回、女性に関して色々書いた内容は、恋多き女性作家も含めて、いわば、裏読みをした訳です。
世間一般的には、恋愛遍歴と飽くなき快感追求を、人生の荒波に堂々と立ち向かう勇ましい航海のように、これを肯定的にとらえる向きが、不倫応援歌的な言説の女性作家亀山さん(ゴメンナサイ・・・)を始め、現代では増えてきている。
なので、亀山さん系の女性達は、処女喪失を(無意識にはそれなりの引っ掛かりがあるとは思いますが)表向きの建前はともかく、実質はほんの突破口くらいにしか、考えていないかもしれません。
対して、私がたどり着いた結論は、これとはだいぶ違っていて、処女喪失の初体験も、やはり、神様の分霊を本体とする者として、真善美に適う、それなりの美しさを反映したものでないと、ある種の傷を残してしまい、無意識に、その後の行動に大きな影響を及ぼしてしまう、というものでした。
それゆえに、そこに至るまでの過程と結果を、(可能なら、お相手の男性の理解も得ながら)大切にしなければならない、と。
なので、結婚に結びつけて、その後の人生が上手く行けば、これが理想なのかもしれませんが、現状では、それを叶えることは、相当に難しい。
ならば、せめて誠意を込めた恋愛を経て、きれいな形で、通過儀礼として済まさせてあげたいと、一人の人間として、陰ながら願う。
処女さんにしてみれば、同調圧力に抗(あらが)うことができず、年限の逼迫(*5ー1)にも詰め寄られて、半端ではないキツイ焦燥感に突き上げられる。
かといって、理想の恋愛をしたくとも、これもそう簡単ではないので、切なく、辛く、苦しい思いをされているのかもしれません。
ですが、処女の喪失は、単なる形式的な通過儀礼ではなかった。その後の行動に、無意識的にその喪失の仕方が反映される以上、安易な処女喪失の仕方は決して好ましくないし、処女喪失=捨てる、という認識も明らかに不適切なのです。
厳しいようですが、この現実がある以上、大事にすべきであるとしか思えないのです(前述のように、世界平和の祈り一念の信仰をして、守護の神霊さんにお任せすることを紹介した意味は、ここにもあります)。
そして、大切な意味付けがされたもう一つの理由は、出産と子育てにあるでしょう。
人間は動物よりも感情が遥かに繊細だし、手がかかりますからね。基本は一人として、複数以上の配偶者を想定させないようにする。
2 人以上を想定してしまたうと、業想念の大量創出を始めとして、混乱要因が増え過ぎて、秩序と安定が保てなくなるからです。
前回の内容も含め、処女卒業の通過儀礼のことは、女性に問い、考えてもらいたかったことは勿論ですが、お相手となる男性にも、知っておいてほしい事柄です。
ありとあらゆることに、どんなにソツなく優秀かつ有能でも、狙った、オトしたとキリギリスのようなことばかりやっている(*5ー2)と、果たして、霊性上どのようなことになるか、まして、そのお相手が処女であれば、いかなる結果を招くか。
これ以上、言わなくてもわかりますよね。
前回も含め、これらをどうとらえるかは、読まれた方の判断によりますが、実はこれも、因縁次第なのでしょう。
まあ、恋愛遍歴不問&快感礼賛派?のKさん系の人達や、性差(今のジェンダーです)にやかましい人達からすれば。
王家や王室、そして大奥で、権力を背景に、散々、種付けとして好き勝手をしてきた男達に、近代からやっと報いをし始めたのに、また、縛りをかけ、余計なことをして、と不興を買うかもしれません。
いつか機会があれば、男の縛りについても、考えてみますよ(実は、手かがりは、もう既に散りばめてありますよ)。
(*5ー1)ひっぱく~追い詰められて、余裕のない状態になること。
(*5ー2)あるサイトで見た、いわゆる、高スペックの男性が結婚相手に望む絶対条件は、私からすると、無茶苦茶の極みでした。
いわく、
・モデル級以上の顔
・巨乳以外無理
・肌的に25才以下の年齢は必須要件
などをはじめとした、信じられないようなワガママばかり。
まさに、唯物論しか頭にないとしか思えない。
しかも、相変わらず、遊びをやめない。
これでは、無償の愛も感謝のカケラもない。
彼と、相手をした女性達の来世以降の行く末は・・・。
ああ・・・。
(*6)きんせん~物事に感動し共鳴する胸の奥の心情。
なお、これを触れられたくないこと、不快な話題に触れる意味で用いるのは、誤り。
例)私の一言が、彼女の琴線に触れたのか、急に怒りだした、は ×。
(*7)正確に言うと、報われない場合は、今回の人生=現世で、成果が得られないだけであって、真善美に適う、善き因縁の積み重ねは、来世以降に持ち越しとなります。
いわば、今回の人生で、生まれながらに持っている才覚が、数多(あまた)の過去世での努力の積み重ねの結果であることと、同じ意味合いですね。
なので、決して無駄にはならないので、やるに越したことはない訳です。
現世での善き報いも、実は過去世の因縁の因果としての発現か、もしくは、守護霊さんが手を尽くして、もたらして下さった可能性もあり得ます。
いずれにしても、人間の本質が霊性、神様の分霊であること、そして、これから生じる生まれ変わりや、輪廻転生、そして、守護の神霊さんのご加護を信じるか否かに依ります。
この世で、経験する様々な事柄が、単なる偶然によるのか、必然なのかのとらえ方の違いです。
妙好人の人達が、身の回りのあらゆることに感謝できたように見えるのも、これ(=すべては、阿弥陀如来様のおはからい)は、必然だと、感得できていたからでしょうね。
(*8)一瞥~いちべつ~ちらっと見ること。
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①追記: 2024/03/31 15:50
②追記: 2024/04/19 19:33
〜訂正内容〜
上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。