おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

047_非取引

前回 ( 046_地味に - おぶなより ) で、チョイワルやチャラ男にならず、誠実に生きて下さい、と書きました。

おわかりだとは思いますが・・・。

私は、何もモテ方を指南したくて、あれを書いたんじゃないんです(そんな誤読もあるはずもないんですが、念のため)。

モテを、巷の用例から、俯瞰(ふかん)して、勝手に定義させてもらうと・・・。

異性にチヤホヤともてはやされて、いい気分を味わい、最終的には、顔、スタイル、相性を含めた肉体でのより良い相手を求めつつ、心身ともに満足度の高いセックスを、できる限り多くの人とすること。

ですよね?

下品な言葉で、申し訳ないけれど、どんなにオブラートに包もうが、(その行き着く先として、実現の可能性の有無は別にしても、欠かせないのはセックスだから)つまりは、ヤリチン、ヤリマンのことですね。

端的に言って。

厳しいようですが、本質は変わりませんからね。

付与された動物的本能としては。

・雄(オス)
→種をバラマキたい、たくさん植え付けたい
→その可能性を高めるために、たくさんのメスと交尾(生殖のために、動物の雌雄が交わること。人間なら性交、セックスのこと)したい

・雌(メス)
→より良き個体を受胎、出産したい
→それを見つけ次第、漸次、乗り換え更新したい
→つまり、上書きで、可能な限り良質な遺伝子を選び交尾したい

あとは、男女ともに、飽くなき満足度の高い性的快感を求めること(特に女性は)。

がありますが、私は何もこれらの自由放任を言った訳じゃないんですよ。

間違っても、こんなことをすすめたんじゃないんです。

まあ、過去世の避けられない因縁があるから、それなりに、避けられない浮気や不倫、ヤリ捨ては、仕方なく起きてくるかもしれない。

この世でやむを得ず果たすべき因果として、守護の神霊様方の運命修正のご加護をもってしても、救済・変更不可能の場合は、仕方がないからね。

これらの可能性は、仕方なくあるにしても、最終的には、できる限り互いを尊重しあって、感謝しあえるような、相思相愛を目標として考えている。

紆余曲折を経るようなことがあっても、この世で人生を振り返り、出会えてよかったなあ、と心から思えるような結びつきを願ってね。

何回か書いた、無償の愛と感謝が、自然にわき上がるような、暖かい結びつきを想定してね。

なので、基本、相手は一人です。

よく、男の本能が、種付けのバラマキであることを指摘する人がいるけど、あれはあくまでも、便宜上与えられたものだと思いますよ。

そうでなければ、いつまでたっても、王室やハーレムや大奥のような身勝手な種付けが罷(まか)り通り、霊性がまったく進歩しませんからね(退歩しますよ、あれじゃ)。

あれは、地位と権力をかさにきた男の横暴だから、私達にも好き勝手にさせる権利を与えよ、と女性側から言われても、反論できないじゃないですか。

こんな応報ばかりしていたら、霊性の開発には、程遠いですよ。

世の中は変わりません。

いさかいばかりを続けている。

かの人達にこの欲を上手く狡猾にすくいとり、集中させる総仕上げでもされたら、かなわないよ。

ただ、唯物論の考え方で生きていくと、どんなに良心に従おうとしても、自己保存の本能からくる、この世(現界)の自分の身の回りの利害得失計算からは、逃れることはできないんです。

なので、どうしても、真善美に悖る業想念は避けられないけれど、つまずいたり、転んだりしながら、とにかく神様にすがりつつ、少しずつ霊性を向上させるようにして、よき伴侶を得るよう目指していくことが、手堅い方法だと考えたんです。

それで、世界平和の祈り一念の信仰も想定しながら、あれを書いたんです。

チョイワルやチャラ男といったあり方は、同性にモテる、思いやりがある、男女ともに人気がある、と、どんなに綺麗事を取り繕っても、(実現の可能性はともかく)最終目標に複数人以上の相手とのセックスが念頭にある。(*1)

逆に言えば、これを度外視して、その可能性を絶無!として、モテに勤(いそ)しむ?など、あり得ないということです。

ただ、チヤホヤされるだけで、絶対にセックスにはありつけない、こんなモテ方はあり得ない、と。

しかも、複数以上、場合によっては、不特定多数だ、と。

これは絶対に外せない。

そうじゃありませんか。

生涯この人と決めた、たった一人のために、モテる準備をしている訳ではないですよね。

網を広く張り、クモの巣を作って、できるだけ多くの獲物を捕らえるための準備をしているんですよね。

いつ何時、チャンスが巡ってきても、取り逃がしがないように、と。

これは、変わらないんです。

従って、私の書いたこととは、相容(あいい)れないんです。

私が提案して、目指してもらいたかったのは、守護の神霊様方のお眼鏡にかなった伴侶を得て、どんな艱難辛苦を経ようとも、お互いに、そして自らの人生に感謝できるような人になってもらうことです。

そのための取っ掛かりとして、誠実に生きて下さい、と。

この意味からすると、チョイワルやチャラ男では、道を外してしまうので、避けてほしいんですよ。

まあ、こうは書きましたが、私も男の端くれですから、モテたい、モテまくりたい気持ちは、十二分にあるんですよ。

チョイワルやチャラ男を志す?気持ちは、わからなくはないんです。

同性愛志向でない限り、この付与された本能に抗(あらが)うのは、難しいからです。

男女関係の現況について、ネットでいろいろと見てみましたが、今では当たり前のように、セックスのエッチへの言い換えがなされ、セフレだの、ワンナイトラブだのが、取り上げられていましたね。

なので、昔に比べれば、女性は性欲の発散への歯止めが大幅に減った分、気持ちのおもむくままに、求めるままに、大胆に、そして、より奔放に行動できるようになったのでしょうね。

元々、同調圧力に弱い特性もあり、その波及の仕方も早かったということなのでしょう。

対して、男性側も、お相手を不足なく見つけて、それなりに恋愛やセックスをできたかといえば、どうもそうではなく、従来に比べて格差がますます拡大したようなんですね。

もちろん、男性側も、従来に比べれば、恋愛やセックスへの敷居は、大幅に下がったとは言えます。

しかし、どうしても、一歩を踏み出せない人が、それなりに残ってしまう。

おそらく、こうした人は、チョイワルやチャラ男には、向いていないと考えられるのです。

自分の気持ちを曲げてまで、媚びることをどうしても良しとしない人達がいる。

潜在意識で強烈なブレーキがかかってしまう人達です。

私は、こうした人達までも、無理をしてチャラの道?に進めなどとはとても言えないし、言いたくないんです。

さらに、チョイワルやチャラ男になることは、神様の分霊を本体とする私達にとって、輪廻転生上、どのような意味合いを持つか、までを考え合わせると、地味な生き方ではありますが、こんなやり方もありますよ、と言いたかったんですね。

好き勝手し放題に遊びまくっている人達(無論、男女共に、です)を横目で見ながら、心中穏やかではいられないのも無理からぬところでしょうが、いいんです。

彼らは、来世以降、それなりになるのですから。

それなりに、ですよ。

彼ら自身が、その魂が、無意識下で選択した道です。

真善美に悖る、神様の分霊(わけみたま)を傷つけた応報(ブーメラン)は、隔世(生まれ変わり)を経て、キッチリ寸分違(たが)わず返ってきます。(*2)

いわゆる、現界での消えてゆく姿となって、隔世を経て、あらわれてくるんです。

場合によっては、傲慢、侮蔑、嘲笑のように、想像を絶する重さとなって返ってくるものまで、あるのです。

これは、神様の分霊を本体とする私達の宿命です。

その時になって、泣いても、叫んでも、神様を呪っても、どうにもなりません。

辛(つら)いですがね。

いわゆる、後の祭りってやつです。

因果応報の因縁に対する因果、以前書いたように、これこそ、本来の「蒔いた種の刈り取り」に他なりません。

彼らの深層意識、いわゆる、神意識はわかっているはずです。

ある意味、納得ずくでしょう。

仕方ありません。

私達は、ただただ、遠巻きに、世界平和の祈りをすることによって、間接的に彼らが霊性の開発の道に近づけるよう、お祈りして差し上げるしかないのです。

もちろん、これは今で言う、ギブアンドテイクだのといった、見返りは一切求めない道です。

ただただ、神様の光のわかれの同胞に、神性に少しでも戻るよう、働きかける道ですから。

私としては、男性には、こういったあり方を考えて頂けたらなあ、と。

それで、あのように書いた次第です。

~~~~~

(*1)綺麗事・・・。

例えば、同性にモテる、人付き合いや誘いが増えることを考えてみます。

これは、以前挙げた、実業家 F さんの話にも出ていましたね。

概略を言うと・・・。

女にモテるには、目的の付き合いたい女だけをチヤホヤするのではダメだ。

まず、欲目なく周囲の男性の信頼を得て、打算なく実直に生きること。

さらには、若くて美しい女性だけでなく、子供からご年配の女性まで、あらゆる女性を、あまねく誠意をもって大切に扱え、と。

F さんの言うことは、まったくその通りで、いい方法だと思います。

最終目標を、目指す女性獲得にさえ向けなければ。

付け加えさせてもらえば、この目指す女性獲得の功利目的さえ、放棄してしまえば、もっといいってことです。

情けは人のためならず、つまり、自分のためでも、この功利目的さえ外してしまえってことです。

しかし、あくまでも、目的の女性獲得にこだわるならば、全てが自己保存の本能による利害得失の脆(もろ)い関係にしかなりません。

つまり、目的の女性獲得の一点にこだわるだけで、その意味合いには、雲泥の差が出るということです。

F さんの場合は、この獲得失敗もやむなしで、生き方としては間違っていないとされていましたね。

しかし、その他で、一般に言われる?本丸を異性獲得にするやり方は、同性にモテようが、飲みや遊びの誘いがあろうが、思いやりがあろうが、その根底がダメなんじゃないですか。

付き合いにしても、美輪明宏さんのいうように、ソコソコにしておかないと、本当に疲れて仕方ないですよ。

今の、霊性の開発がまだまだな世の中ならば、大事な友人は少数で十分でしょう。

なので、皆さんが神様の分霊を宿していることを前提に、誠実にしていれば、故意に意図して、振る舞う必要はないと考えます。

まず、同性からだなどと、策を弄(ろう)しない方がいいですよってことです。

そもそも、神様からしてが、与えっぱなしですよ。

あらゆるものを、与えて下さっている。

ならば、その分霊(わけみたま)を宿す私達は、ギブアンドテイクじゃないんです。

ギブのみ。

与えるだけでいいんです。

しかも、わざとらしい、故意や功利にもとづくものではなく、当意即妙に自然に現れてくるものが、最善(ベスト)だということです。

そのためには、霊性の開発は不可欠になってしまいますけどね。

今の唯物論の思考に縛られ、五欲にまみれた私達(の大半)は、神催(もよお)しに動くのは、至難の技というか、不可能だからです。

それに、霊性の開発が、かなりの程度に進めば、必要なものは、適宜、自然に与えられるようになってきます。

これは、ギブアンドテイクといった取引ではありません。

違います。

そうではなく、物事の成り行きが行雲流水のように、しかも真善美に悖らない、当意即妙のあり方に、変わってくるということです。

霊性の低い、できていない私がこんなこと言うのも、なんですが・・・。

最終的には、男女問わず皆さんに、こういった境地に到達していただきたいなあ、と願っているんです。

(*2)因縁因果の対応は、大半が隔世ですが、霊性の開発がかなりすすんでくると、現世内での因果応報の応報(ブーメラン)が、起こるようになってきます。

いわば、魂の汚れ落としが、早まる訳ですね。

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①追記: 2024/03/31 16:18
②追記: 2024/04/19 19:37
③追記: 2024/04/19 19:40
〜訂正内容〜

上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。