おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

074_外見評価

最近、高級ホステスこじきちゃんという人の、男は顔じゃないは残念だけどウソ、という異性の容姿の品評行為?についての文を読んだ。

要は、イケメンとはお世辞にもいえない男達が、なぜに、こんなにも身勝手に、容姿偏差値?で自分達よりも上位にある女性(=彼女)の顔に対する厳しい審査などができるのか、とご自身の経験を踏まえて、述べていましたね。

彼女の内心は大きく傷つき、そして、憤慨(ふんがい)している様が見てとれる内容でした。

なぜなら、かなり感情を抑えて控えめに表現されていましたが、心中は察して余りあるものが、感じられたからです(かつて X (あまり見目麗しくない女性)に人前で侮辱され、激怒させられた俺には)。(*1)

彼女の分析によると、美人は自らの遺伝子情報を劣化させた子孫を残そうとは思わないのが通例とされ、いくつかの芸能人の凡例(はんれい)をあげていた。

そして、そんな自らを却下されるような、愚かな自滅行為をしてる場合じゃないよ、アンタ達こそ、外見・内面・財力を磨きなさい、と諭(さと)している内容でした。

相手をあからさまに不快にさせる顔面審査を平気で行うようなアンタ達のような人間が、自分以上のレベルの容姿の女性に、遺伝子を受け入れてもらえる未来は、これから先、一生訪れないよ、ともしていましたね。

本当は彼らに対して、キレて罵詈雑言を浴びせたいところだろうに、ぐっとこらえて、抑制の利(き)いた表現を、可能な限り選び取りながら、彼らにアドバイスまで送っている。(*2)

彼女は、なかなか、大した女性ですよね。

俺なんか、しばらくは怒りが収まらず、アドバイスなんて、到底、する気にはなれなかったもん。

衆目(家族の同部屋の患者さんと面会の人達)の前での、辱(はずか)しめに対する怒りの持って行き場もなく、マジでこの女郎(めろう。ああ、また使っちまった。俺のことを汚物扱いした Y というあまり見目麗しくない容姿をした看護師)に対する、合法的な私怨(しえん。個人的な怨み)の晴らし方はないか、とまで考えたほどだったから。

彼女は、すぐに切り替えができたんだから、霊性の資質は俺よりもはるかに上だよな。

おそらく、たまたま、唯物論しか知らないだけで。

ただ、俺なんかからすると、ちょっと違った見方ができるんですね。

彼女のものの見方は、あくまでも、唯物論の範疇(はんちゅう)を出ていないようだから。

(もし、彼女のあの経験が、過去世の因縁の消えてゆく姿でない場合)俺が件(くだん)の彼らを見るとすれば・・・。

あーあ、何やってるんだろうなあ、自滅行為もいいところだ。

彼女を傷つけたのがいけないのはもちろん、自分達がもっと厳しい羽目に陥るのがわからないのか、どうしようもねえなあ、と。

彼らには、ショックになるかもしれない?が、ちょっと逆読みをしてみよう。

彼らは、来世以降の何世目かに、女性としての生を受けた時に、そっくりそのまま、逆の立場に置かれるのさ。

お世辞にもイケメンとはいえないような男性達に、その女性としての自尊心をズタズタに引き裂かれるような顔面と容姿に対する低い評価を受け、悔しい思いをして傷つけられる、ということなのさ。

何でこの私が、よりにもよって、あんな男達に、精神的な辱しめを受けるの?あんまりだわ、と悔し涙にくれるかもしれないよ。

彼らが、来世以降、女性としてそのような容姿に生まれつくこと、そして、その精神的な辱しめを受けて悔しい思いをすること、とりあえずこの二つは確定したのだから。

しかも、現世では、お世辞にもイケメンとはいえない容姿だから、その女性としての容姿の低下に、さらに、下げが加わるという悪いオマケ付きで。

おそらく、何度かの厳しい輪廻転生を経て、それなりの魂の学習をしながら、人格を少しずつ向上させて、ようやく容姿も上向いてくる、といった長い長い修復向上過程が必要になるんじゃないかな。

唯物論しか知らないと、輪廻転生とは、何て厳しいんだ、とつくづく感じることだろう。

神様の分霊(わけみたま)を本体として、肉体をまとい、自己保存と動物的な本能を付与されたことが、いかに霊性を向上させるには、厳しい条件になるかが、理解できるようになると思う訳で。

だから・・・。

現世で、男女ともに美しい容姿に生まれついた人は、よくよく自らの過去世の生き方に感謝しなければならないし、もちろん、ご両親にも感謝しなければなりませんね。

そして、これを崩しなくなかったら、謙虚に慎重に、生きていくことも必要。

現世も、来世以降も見据えてね。

無論、霊性の開発ができれば、これに越したことはないですよ。

そうすれば、男女問わず、人格的にも人々のよき指標ともなり、人類全体の霊性水準の向上に、ほんの少しでも寄与することになれますから。

イケメンに生まれついたからと、女性を好き放題にとっかえひっかえして、遊びまくったり、美人に生まれついたからと、男の鼻面を引き回した挙げ句に選り好みまでして、同じく遊びまくることが、どれほどの愚行なのかは、これでわかるはずです。

永遠の命、長い長い輪廻転生から見れば、イケメンや美人を輪廻転生を通して築くのは容易ではないが、失うのは、現世でのわずかな時間、数年か数十年?という、あっという間なのだから。

来世以降なんか知るか!これから何十世(何百世?)苦労や辛酸や地獄?を味わっても構わん、さらには、他の地獄修行惑星?に転生することになっても、今さえよければいい、という人は、もう仕方ありませんけどね。

自業自得だから、お好きにどうぞ、と(人類全体の霊性の水準を下げることに荷担することには変わりがないので、本来はやめてほしいのだが)。

イケメンや美人を輪廻転生を通して獲得するのが難しいということは、いかに肉体をまとうと業想念の欲に振り回されてしまうかということ。

もともとは、誰しもが、神様の分霊を頂き、そのままの写し身としては、それなりに美しかったはずなのです。

それが、肉体をまとい、五感にまつわる各種の欲にまみれて、乱れた輪廻転生を、数限りなく繰り返してきた結果が、この現世に今の形で反映されている、と考えられるからですよ。

本来なら、神様の分霊を頂き、そのままの写し身として、各々、個性を与えられた美しき男女で満たされていなければならないはずの世界が、残念なことに、逆の形として、イケメンや美人に希少価値がある、とされる状態になっているのだから。

だから、上記のように、神様の分霊を本体とすることが、肉体をまとい、自己保存と動物的な本能に縛られた私達には、いかに厳しいことなのか、と何回も書いてきたんですよ。

ところで。

俺もまだ、霊性のれの字も知らなかった頃です。

2 か月近くの入院生活を余儀なくされた時のこと。

同室の男性さん達は、よく、看護師さん達の品評をしていましたね。

俺はそれには一切加わらず黙っていましたけど。

結婚に関しても、身分が違うから、医者は遊び相手ならともかく、伴侶としては看護師さんを選ばない、などといった男性目線極まる、好き勝手なことを話していましたよ。

まあ、その後の経験も踏まえて言うと、これが、ごくごく一般的な男女の姿なんじゃないですか?

まったく、霊性の開発ができていない。

というか、その入り口にさえも来ていない。

霊性の開発?

なあに、それ?

という感じ・・・。

同室の男性さんには、立派な役職の中高年の方もいたし、お孫さんのいるご高齢の方もいた。もちろん、数は少ないが、若者もいた。

結構長く入院したから、普段の生活とはまた違った様々な人に会えたはずなんです。

ただ、その霊性は・・・。

どんなに、良識があっても、人格者っぽくても、唯物論に縛られていると、どうしても仕方がないのかもしれない。

なので、多少時が移ろっても、あまり状況は変わっていないのかもしれない気がしますね。

やっぱり、圧倒的に?祈り人が少なすぎるのかな。

わかりませんけど。

~~~~~

(*1)彼女が言うのもわかりますよね。

本当にこいつら何様のつもりよ、と悔しい思いをされたんでしょう。

彼らの行為は本当にひどいと思う。

同性から見ても、あんなことを平気でするのは信じられないから。

しかし、だからといって、イケメン、ハンサム、美男子にされたからと、我慢できるものでもない、と思いますよ。

やっぱり、不快だし、傷つくことには、変わりはないはずです。

相手の容姿水準が高くないと、余計に腹が立つだけで。

現世の容姿も過去世の因縁によって規定されているもの。

であるならば、(以前別のところで書いたのですが)人様のことを勝手に責めたり、裁いたりしてはならないのと同様に、人様の容姿も勝手に品評などできるものではない、ということになるんですよ。

ましてや、真善美に悖(もと)る業想念の典型で、最悪のゴブチ(傲慢、侮蔑、嘲笑)に準ずる蔑(さげす)みは、絶対にダメだ、となるのです(素直に、誉める、称賛するのはいいですが)。

つまり、輪廻転生を通して、霊的に厳しい処断が下るのは、当然の帰結となっているからです。

彼女は、唯物論しか知りません(唯心論は知っていても、本当には理解していない)ね。

だから、抑制の利いた文章ながらも、ブサメン、ブサ男くん、という言葉を使ってしまっている。

これも、ダメなんですよ。

理由を書くのは、勝手ながら省きますけどね(すみませんが、知りたい場合には、他のところを読んで下さい。怠慢ですがお許し下さい)。

その理由をご理解して頂いたと勝手に仮定して・・・。

彼女の引用した、女は顔がすべてだけど、男は不細工でも他で取り返せる、などという巷の教えが、いかに浅はかかがわかるはずです。

こんな教えを信じていること自体、浅薄な唯物論の思考に縛られ、霊性のれの字も知らない、何よりの証明になってしまっているからです。

そりゃあ、人間誰だって美しい異性が好きですよ。

好き避けなんかは、単に自分が傷つきたくないから、傷つくのがこわいから、素直になれず、不自然な態度をとってしまっているだけですよね。

その不自然さが、大きければ大きいほど、好意の熱さがバレバレというような。

まあ、そんな訳で、基本は一緒ですね。

これは、上述のように、私達が元々は美しかったところから来ている、いわば、回帰現象なんでしょうね。

無意識とも言えるところの。

しかし、肉体をまとい、与えられた自己保存と動物的な本能に縛られ、何度もの輪廻転生を繰り返す中で、業想念を果てしなく?積んでしまい、神様の分霊であることさえ、表層意識の上からは、忘れ果ててしまった。

そして、まとう肉体としての容姿も、因縁因果によって、十人十色ならぬ、何十億人何十億様にわかれてしまった。

そんな、各人各様の修行中の身なんですよ、私達は。

過去世(前世、前々世、・・・)で為(な)してしまった、真善美に悖る想念と行為である業想念を浄め、魂の汚れ落としの修行の一環として、この世に生を受けている(例外あり。既述のため省略)。

まあ、そういうことなので・・・。

世界平和の祈り一念の生活による、霊性の開発をお願い致します。

(*2)まあ、俺なりに、かなり意地悪に読んで見ると・・・。

あれだけの目に遭わされながら、あえて彼らのために、その欠点をハッキリと認識させてあげた上で、適切な助言まで与える。

こうした、できた人間を演じながら、実は、彼らの悪(あ)しき、人間としてのみにくい行状を、白日の下にさらす、といった形をとりつつ、同時に、巧みに私怨をも晴らす。

こんなひどいことをする男達がいるのよ、しかもあの容姿で、と。

彼女は、これほどまでに計算高く、悪賢い、アタマの切れる女性、ととれなくもないな。

まあ、そうではない、と素直に理解して、彼女を称(たた)えるのが、適切だろうな。

俺が、何を言いたいかは、賢いあなたなら、もう、おわかりだろう。

あなたのような、賢くて、場の切り替えが素早くできる、感情の起伏に振り回されない、安定感のある、得難い女性には、もう、唯物論は卒業してもらいたいのさ。

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①追記: 2022/08/28 13:52
②追記: 2022/08/28 23:00
③追記: 2024/04/06 10:52
〜訂正内容〜

上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。

日本人の名字に使われているとはつゆ知らず、ある名字を不適切に用いていたことに気がつきましたので、急遽これを削除して、X に置き換えました。

不勉強で、大変失礼致しました。

申し訳ございません。

お詫びとともに訂正させて頂きます。