( 095_心理学 - おぶなより ) で書いたけど、今のような唯物的なものの見方が大半を占める世の中では、皆さん本音と建前を使い分けます。
私はたまたま背が高めで、運動その他もそこそこやれそうな外見や雰囲気に見えたらしい。
しかし、実際は・・・。
運動神経はほぼダメ、健康もダメ(病弱)、事務処理能力はダメ、のトロい人間で・・・。
そのせいで、とんでもない？人間に何人か会っている。
はじめは、取引相手だし、そこそこできそうな奴だとでも思ったんだろう。
尊重するようなお上品な態度をとってくる。
ところが・・・。
仕事がダメな奴だ、トロい奴だ、とわかったとたんに、態度がガラッと豹激変(豹変と激変を合わせたつもり)、高圧的で尊大な態度になる人間(どれも男性)が何人もいたのです。
中には、オラオラ、何モタモタしてやがるんだ、と言わんばかりに怒鳴るような人間までいた。
はじめは、外見から警戒して、自分よりも対等か格上？と見て、おとなしくしていたのだろう。
しかし、自分の立場(格？)が上だと確信したら、とんでもない傲慢(ごうまん)ぶりを出してくる人間がいたのです。
学生時代でも、こんなおとなしそうで、穏やかそうな人間が、裏でこんなことを言っているのか、と驚かされたこともいくつかあった。
私が朴念仁(ぼくねんじん)だから、お人好しすぎたから、アホだから、といえばそれまでですが、本当に戸惑い驚かされたんです。
こんなにも、人間は本音と建前を使い分けているものなのかと。
醜悪な本音が露呈することで、その建前との落差(ギャップ)の激しさがわかった訳です。
まあ、私の出会ったこうした人達が、世の中にどれだけいるのかはわかりません。
ただ、もし、こうした人がそこそこいるとするならば、やはり、霊性は全然なっていない、と言わざるを得ませんね。
だから・・・。
人類全体の霊性の水準を底上げするためにも、再三再四書いてきたように、世界平和の祈りをする人が、一人でも増えてほしいんです。
今のままでは、心許ないから。
ただ単純に本音のままで生きていくのがいいんだ、と言えば・・・。
バカ、アホ(＊)の一言で返されて、片付けられて終わりなのが、皆自分の保身に明け暮れ、疑心暗鬼になっているところの、今の世の中です。
よって。
こう言っては申し訳ないが、建前と虚飾だらけ。
本音との乖離(かいり)がはなはだしい。
神界には、程遠いっていうか、そもそも、まったくお話にならない。
ああいう人達がいるのだから。
あの人達は極端な例かもしれないが、神性から見れば、残念ながらみんな五十歩百歩。
それくらい、真善美に悖(もと)らない神様の分霊(わけみたま)そのものを、肉体身のままであらわしていくことは、きわめて難しい。
肉体身をまとうことで付与された、自己保身の本能や動物的な本能に縛られながら、神体そのままに、そのみ心を自由自在にあらわすのは、霊性の開発されていない、圧倒的大多数であろう今の人類には、まず不可能。
だから、仏陀は、今の地球上に、存在したとしても、せいぜい一人か二人くらいだとしか、考えられない訳です(幾人かいたとしても仙人のように暮らしていて、表舞台には決して出てこない、と考えられます)。
そこから、はるか離れた、業想念(ごうそうねん)だらけの肉体身、中でもああいった人達は、自分の身が安全(つまり、相手が自分よりも圧倒的に下位で、弱者だとわかる)となれば、あんな醜悪な本音を出してくる。
少なくとも、ああ、この男(＝私のこと)は過去世での修行が足りないか、各種の精進努力が足りなくて、こんなダメな人間なんだな、とか、過去世でなした何らかの悪(あ)しき想念と行為のために、こんなカセをはめられ、能力が発揮できていないんだろうな、などと思うことは、120 ％あり得ない。
過去世の因縁も、人それぞれ、千差万別。
みんな違った形をとって、この世に修行にきている。
だから、みんなお互い様。
それなのに、あんな応対では、せっかく袖振り合ったんだから、能力の差はあっても、この世に生を受けた罪悪深重の凡夫同士、まあ、良しなにやっていきましょうや、とは絶対にならない。
ましてや、世界平和の祈りなんて、聞いたことさえないのではないか。
いや、それどころか、信仰すら何もない可能性がある。
ナニワ金融道の青木雄二さんは、神なんかおらんといくつも書いていたが、個人的な信仰は否定していなかった。
表立っては言わなくても、青木さんご本人は無意識に神様の存在に思いを馳せていたような気がする。
先の状況によって態度を一変させる人達より、ずっと神様の存否を考えていた人だったと思う。
対して、あの人達は・・・。
あれじゃあ、本当に心許ない。
祈って、ほしいんですよ、本当に。
世界平和の祈りを。
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(＊)バカ、アホ、などは書きたくないのだが、ここでは使ってしまった。
他に書きようがなかったので、見苦しいが、お許し頂きたい。
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追記: 2024/04/07 01:36
〜訂正内容〜
本文を加筆・訂正しました。
