おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

256_原仏16ー2

前回 ( 255_原仏16ー1 - おぶなより ) の続きです。

今回から、Ⅱ 人生の指針 第一部 人生の指針 の
第五章 ジャータカ物語 です。

なお、便宜上、本でなされている内容及び解説を、(A) と記します。また、私の文を (B)と記します。あらかじめ、ご了承頂きますよう、お願い申し上げます(段落分けなどの改変あり)。
また、ここでも、本の小見出しに従って、見ていく形にしたいと思います。

前回で、一 「ジャータカ」の成立とその意義 を終えたので次になります。

二 ジャータカ物語

ー シビ王本生譚 ー

(A) (一部、改変・省略・訂正あり。以下、すべて同様)ジャータカには、たくさんありますが、そのうちの代表的なものとして、また、人に何らかの物を捧げて奉仕するという精神のよく表れている物語の一つとして、尸毘王(しびおう)のジャータカがあります。

これは色々な仏典に伝えられていますが、南アジアのパーリ語の仏教聖典のジャータカでは 第 四九九 です。漢訳の仏典にもやはり伝えられてよく知られていますが、ここでは、「大智度論」( 第 四 巻、大正蔵 二五 巻 八七 ページ下)という仏典に出ているその物語の要点だけを見てみましょう。

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追記: 2024/04/21 02:54
〜訂正内容〜

本文を加筆・訂正しました。