今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
お年寄り。
人生の大先輩であり、経験者。
時代状況や環境が目まぐるしく変わるから、経験は世代によって異なってくるけれど。
今は、核家族が普通で、三世代同居は、かなりの少数派だと思うけれど。
お年寄り(私の場合は祖母。祖父は物心つかない幼少期( 2 才ちょっと)に他界しているので、記憶がわずかしかない)と暮らしたことがあるので、お年寄りは、人間はこういうものだと少しはわかります。
習慣から始まって、匂い、体つきの変化、下のことなどいろいろなことがあります。
これは、介護職を選ばれる方なら、かなりの程度おわかりだとは思います。
ただ、一緒に暮らして地金がでないとわからない面もあると思うので、同居は、観察の機会としては、格好のものとなると思います。
今は、経済的にも、家族構成のあり方からしても、三世代同居は、かなり難しいし、選択されにくくなってきていると思います。
このように時代が進んでいくことも、神様のみ心なら、仕方のないことなのかもしれませんが。
ただ、目の前で見ると、いずれは誰もがこうなる、人間とはこうしたものなのだ、との実感は多少は得ることができたと思います。
人は勝手なもので、なかなか、相手の立場にはなれません(私だけかもしれないけれど)。
ましてや、唯物論全盛で、キリギリス大好き、差別化大好き傾向が流行っているかのように見える?今のご時世では、お年寄りの気持ちを理解することは、それなりに難しくなっているのかもしれません。
きれいごとの言葉で言えば、自他一体感、つまり、相手の立場に立ち、思いはかること、が難しい時代状況だと思うのです。(*)
世渡り重視のそんたくではありません。
人の心、自分が遠い将来なる境遇としての思いはかりです。
美しい異性に気をとられがちな方も多いのかもしれませんが、人間とはこうしたものだ、いずれは誰もがこうなる、と踏まえた上で、お年寄りを観察する心のゆとりを持っていただけたら、ありがたいな、と思っています。
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(*)・慮る~おもんぱかる~「思いはかる」の音便。よくよく考える。人の立場・周囲の事情・将来のことなどをよく考え、心を配る。深く思案する。
・音便~おんびん~発音の便宜上、単語の一部の音節が起こす発音の変化。狭義には、動詞・形容詞の活用語尾にみられるものをいう。イ音便・ウ音便・撥(はつ)音便・促音便がある。
・イ音便~書きて→書いて 脱ぎて→脱いで
・ウ音便~問ひて→問うて ありがたく→ありがとう
・撥音便~読みて→読んで 止(や)みて→止んで
・促音便~走りて→走って 立ちて→立って
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①追記: 2024/04/07 17:45
②追記: 2024/04/07 17:47
〜訂正内容〜
上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。