おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

337_過渡期

対人の不思議。

私達は、人様と対面した時に、顔の事細かな造形、表情、指先や手の肉付きや、ホクロのあるなし、外形的なスタイルなどなどに、無意識に目が行ってしまうことがあります。

それも、おそらく、コンマ何秒以下という超速の速さで。

私は男なので、女性相手だと、つい胸先に視線が行ってしまいそうになることがありますが、何とかこらえて(制御して)も、正面の首から胸元に視線が行ってしまうことがあります。

相手の女性も、やはり人間ですから、こちらと同じように、自らの身体の部位に向けられた視線は敏感にとらえて(キャッチして)いるんでしょうね(ジロジロなめまわすように見るのは論外にしても、多少の視線の投げ掛けは許してもらえませんかねえ。無理にでも見ないように意識するとかなり疲れてしまうので。やっぱり、ダメかな)。

ああ、コイツは私の胸近くを見ているな、見そうになって胸元を見たな、と。

そうして、このようにとらえた情報は、対人のデータベース(?)にしまい込まれ、(原則として)誰もが決して表には出さないようにして、日々暮らしているのでしょう。

悟りを得て、仏教でいうところの六神通(ろくじんつう)を備えたような人ならば、その相手の過去世での様々な想いや行い、そして、今まで生きてきた(現世、今生)の想いや行いもすべてお見通しになるために、その相手の本質を見きわめることができるので、先に述べたような外形的な特徴だけに目を奪われることなく、落ち着いてきちんと対処することができるんでしょうね。

かつてのお釈迦さんのように。

そして、相手の気根や性質をよくよく見きわめて、相手を痛めないように、傷つけないようにしながら、必要によっては叱咤(しった)するなどの方法をとりながら、待機説法(たいきせっぽう)をしていったんでしょうね。

しかし、こうした力を持ち得ない(であろう)私達は、どうしても、外見から情報を得よう、または、視覚をはじめとした五感をフルに働かせて、相手の何らかの情報を得ようとしますね。

最近はご時世のこともあり、皆さんマスクをされて、顔の半分近くがわからない場合が多いので、余計に五感をフル動員して、対人の情報をつかもうとする傾向があるのではないでしょうか。

以前に、ユーチューブの宣伝が煩わしいことを書いたことがありますが、最近はコマーシャルが 6 秒の 2 本だての連結になっていたり、例によって有無を言わさず強制割り込みをした上に、コマーシャル終了まで手がつけられない(数秒が多いですけど)という状態が続いています。

表題の方も、相変わらず、◯◯などの伏せ字の多用、何としても引き込んでやるぞ、と言わんばかりの題名が多いですね。

ある程度の実績のある人気ユーチューブチャンネルになってしまえば、余裕もできて地道というか、まともな表題がかなり一般的にになるとは思うんですけど(もちろんちゃんと穏やかで普通の表題を付けていらっしゃる方もたくさんおられますが)。

ちなみに、以前取り上げた恋愛ネタのマミ先生は、伏せ字を使っても、その回ですぐに種明かしをしていたので、印象は良かったですね。

何せ、あのすさまじい速さですから、種明かしまではあっという間でしたから。

話がそれました。

私は霊性がとても低いので、まったくダメですが、かなり霊性の開発された人ならその表題を目にした瞬間か、あるいはその直前に、どんな内容か察知できるんじゃないですかね?

そうすれば、表題に惑わされて、興味対象ではない思わせ振りな表題の動画に引きずられることもなくなり、かなり視聴が楽になるように思えるんですけど。

まだまだ、はるかに道は遠いです。

多分、ずっとこのまま、選択の難しさに耐え続けなければならないんでしょうね。

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①追記: 2021/07/11 17:55
②追記: 2024/04/27 14:03
〜訂正内容〜

上記複数回にわたり、表題および本文を加筆・訂正しました。