おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

451_避ける

以下は、個人的な独断と偏見なので、お許し願います。

ある行為について。

それはツバ吐き。

今まで、輪廻転生や因縁因果を書いてきたけれど、素人(宗教家でもないし、霊感もほとんどない)なので、残念ながら確たることはわからない。

あくまでも、五井先生のいくつかの本とその他の宗教や霊性に関する本、そしてお釈迦さんの基本的な考えを探りたくて読むはめになった中村元さんや S さん( スリランカ仏教界のアルボムッレ・スマナサーラ長老 )をはじめとする仏教関係の本などをもとに、いくつか拡張を含めて考えたものを基底にしているだけです。

ただ、五井先生の著書や考え方については、これでは簡潔過ぎるな、わかりにくいな、と感じられるところがあったので、自分なりに考えに考えて、いくつか拡張して応用したものがあります。

そんな感じで書いてきました。

そして、因縁因果の原因と結果としての完結の仕方も、隔世、つまり、輪廻転生を通した生まれ変わりを経るものがほとんどだとも書いてきました。

なので、それからすると、かなり少ない今生(こんじょう。数ある輪廻転生の生涯の中においての今回の人生)内の因縁因果の完結に属する仮定の話なので、内容も不確かで、到底、断言することはできません。

ただ、わずかな親戚の人の事例ではあるのですが、これはどうもやめた方がいいな、というか、そもそも、やってはならない行為なのではなかろうか、と考えたもの(=ツバ吐き)があったので、それをここに記(しる)しておくことにします。

ツバ吐きは、(自分は元からほとんどやらなかったけど)ある時期(ツバ吐きの今生内で重い報いを受ける可能性を疑いだした時期)から、このツバ吐きをほとんどやめています(やってしまったのは確か一回くらい)。

なお、ここでいうツバ吐きは、道路などの地面に対するものを指すとします(対人などもこれと同様に悪いとしか思えない。子細は省略)。

なお、地面は舗装(ほそう)されているかどうかは関係ありません。土壌にしろ、アスファルトにしろ、これに対してツバを吐く行為は、本質的に大地に対してツバを吐く行為と同じだと考えることができるからです。

そして、以下はこれについて考えてみたいと思います。

親戚のある二人の事例。

一人は、男性で急性の重度の難病を発症し、結果として苦しみに苦しんだ。

もう一人は、女性で重度の認知症になってしまった。

二人とも、すごく真面目で、誠実で、いい人。

天罰とはおよそ無縁と思える人達です。

そうした人達なのですが、歩きながら時たま、地面にツバを吐くのを何回も見ている。

あれだけは、どうも感じが悪いなあ、彼らにはそぐわないなあ、と思っていた。

もちろん、大地にツバを吐くことが、直接に今生内で重度の病気になって苦しむという因果関係はないのかもしれない。

ただ、あれだけいい人達が、あんな目に遭(あ)うのは、あまりにも、非情というか納得し難かったので、普通は過去世の因縁なのだろうけど、もしかしたら・・・と考えたのです。

大地にツバを吐くということは、おそらく、天にツバするのと同義です。

天にツバするのは、普通は人になぞらえて考えるのが一般的なのかもしれないけれど、私は違うと思う。

私達肉体人間は、神様によってあらゆる環境を整えられ、与えられた上で、生きている、いや、生かされている。

自らの命をはじめとして、何から何まで与えられている。

神様は、地球さんの環境、天地をはじめあらゆる恵みを肉体人間にお与えになっている。

私達はその中で、包まれて生きている訳です。

中でも大地は、私達をはじめとする生命を育(はぐく)む大切な資源です。

母なる大地という言葉にもあるように。

私達肉体人間もそうですが、植物をはじめとする自然も、動物も、ありとあらゆるものが神様があらわした恵みととらえることができます。

そうすると、こうした神様のあらわした恵みにツバする、中でも数々の恵みの中でも最重要な働きをつかさどる、しかも、踏みしめて歩く、衣食住をはじめ、生活を営んでいく元になる大地にツバするということは、極端に言えば、神様に向けてツバするように考えられるのですよ。

神様のお与えになった恵みの中でも最重要な大地に向けてツバを吐く。

そして、これは私達の居住地(修行の地?)として与えられた地球さんにツバを吐くことでもあります。

上記のように考えてくると、ツバ吐きはかなりのよろしからぬ、マズイ行為としか思えない。

私達肉体人間は、本来なら大地に対して深く感謝するのがあるべき姿だと考えられこそすれ、まるで大地を侮蔑(ふべつ)をするかのように(あるいは、そう意識しなくても)ツバを吐くのは、その行為自体がかなりまずい意味があるのではないか。

なので、因果関係は不明ながら、とりあえずは、この地面にツバを吐くという行為は、極力避けるべきだと考えます。

やむを得ずツバを吐きたくなったら、ちり紙(ティッシュ)でゴミとして処理するなどして、とにかく、大地に向けてツバを吐くことは、極力避ける。

そして、さらには、ツバを吐きたくなるような、不穏(ふおん)な想いも抱くことがなくなっていくように、徐々に過去世からの真善美に悖る想いと行いの業想念を浄(きよ)めるようにする。

このためにも、世界平和の祈りと守護霊さんと守護神さんへの感謝行をお願い致します。

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・不穏~ふおん~おだやかでないこと。今にも何事かが起こりそうな様子。←→平穏。
(用例)不穏な空気。