おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

465_復習を兼ねて

初期の仏教について、復習を兼ねて再度見ていくことにする。

佐々木閑(ささき・しずか)訳・監修のブッダ 繊細な人の不安がおだやかに消える 100 の言葉 宝島社 という、初期仏教に関する、かなり簡潔な本がある。

これに沿って、また初期仏教の経文を見ていきたいと思う。

ただ、例によって、引用云々にうるさい本なので、このしばりのない、今枝さんの本(*1)からできる限り経文を使わせてもらいながら書いていきたいと思う。

(*1)日常新訳 ダンマパダ ブッダの真理の言葉 今枝由郎訳 トランスビュー など。

佐々木さんの個々の経文に対する解説を見た限り、私の書く内容とは一切重複することはないので、その点に関しては問題は生じない(*2)。

(*2)佐々木さんのこの本は、
1 項目につき見開き 2 ページが充てられていて、
半分の右ページが経文、
残りの左ページが写真と解説になっている。
しかも、左ページの 6 から 7 割は写真になっていて、残りが解説という構成。
解説はおよそ字数にして 200 字ちょっとというところ。
なので、実質、二言三言くらいの簡素な解説があるだけです。
以前に扱った中村さんや S さんの解説の方が、比較にならないくらい量が多い。
そんな感じなので、霊性を基本に据えた私の書く内容とは、まず、重複することはありません。

では、次回から一つずつ、見ていきたいと思う。

個人的な感想を大まかに言わせてもらうと、初期の仏教の経文に見られる、おそらくお釈迦さんの直の教えに近いと思われる経文には、人としてのより良きあり方を探るための心持ち方を、修行を含めた当時の実生活を通して探る内容となっていると感じる。

きわめて簡素に語りかけるような言葉が素朴であり、当時のお釈迦さんの善を求める強い姿勢をあらわしているようにも見受けられる。

では、次回以降からやっていきます。

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①追記: 2021/08/29 12:43
②追記: 2021/08/29 20:50
〜訂正内容〜

上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。