第 5 章 やりたいことが見つからない
71.一人で見つける幸せ
独(ひと)り坐し、独り休み
独り歩み、怠ることなく
自制して
林の中で独り楽しめ。
(ダンマパダ)
(三〇五) (第21章 さまざまなこと より)
佐々木さんによると、これは、修行者のあるべき姿を、常に一人で歩むことだ、とした句(経文)だそうだ。
お釈迦さんのお弟子さん達も、一緒に修行することはあったのだから、これは精神的に自立すべきことを意味しているんじゃないですかね。
他の人は、あくまでも、自分の修行の進捗状況を探るための物差しだけにとどめて、あとは法に照らして自問自答しながら進んでいく、というように。