おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

543_仏言葉ー076 ー 努力と悟り

第 5 章 やりたいことが見つからない

76.努力は将来の助けになる

成果を望む人は、
人間に相応した重荷を背負い、
喜びを生ずる境地と
称賛を博する楽しみを修める。

(スッタニパータ)

佐々木さんによると、この経文は、お釈迦さんが、この世で何らかの成果が欲しければ、それなりの努力が必要であること、それを重荷を背負うと表現しているので、努力の宗教である仏教を象徴する表現をした経文なのだそうだ。

称賛は、優れた修行者として受ける評価のことで、楽しみとは、肉体の五感にまつわる欲望を満たすなどの世俗的なものではなく、自らが間違いなく安楽への道(悟りへの道のことでしょうね)を歩んでいるとの自信と確信をあらわしているそうだ。

ということは、喜びというのは、悟りを得たことによる、絶対の安楽、安穏の境地のことでしょうね。

従って、成果というのも、悟りを得ることをあらわしているのでしょう。