おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

553_仏言葉ー085 ー 彼方の目標

第 6 章 心が晴れるためには

85.何にも動じないことが幸せ

今回から、第 6 章に入る(経文の改変あり)。

正しい叡智によって解放された
安らかな人
彼は、心静かにして
言葉も、行いも静かである。

(ダンマパダ)
(九六) (第 7 章 まことの人 より)

佐々木さんによると、煩悩を消し去り、苦しみを逃れたことは解脱であり、そうした人は、仏教で人間の活動とされる、身口意の三種のすべて静かになるそうだ。(*)

心が高揚する場合は、やはり、後に落ち込みが来るので、苦しみが生じるから、どうも、高揚することもないそうだ。

へえー、そんなものなんですかね。

今まで書いてきたことも、経文の引用や内容も、あくまでも、頭でっかちというか、頭の中だけで考えて参考にしながら書いてきただけなので、残念なことに、自分にはこのような(心口意の三つが静かになる)ことの実感が全然わかりませんし、想像することさえもできません。

そうした人に会ったこともありませんし。

ただ、そうしたものかなあ、と思いつつ、何世先か見当さえもつかない、はるか彼方(かなた)の目標として、心にとどめおきながら、霊性の開発をするしか、なさそうですね(ただし、易行道で)。

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(*)身口意~しんくい~仏教語~身体的行動(=身)と言語(=口)と精神作用(=意)のこと。
人間の一切の行動をいう語。

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追記: 2021/09/26 05:43 〜訂正内容〜

本文を加筆・訂正しました。