( 034_あれについて - おぶなより ) の補足です。
実は、書こうかどうか迷ってたんだけど・・・。
これを抜かしてしまうと、あの話が通り一遍(*1)の精神論になりかねないおそれがあるので、やはり、つけ加えます。
この世全体が、肉体人間観に大部分を支配されてしまっているために、やはり、五感とこれにまつわる三次元の物的基準にこだわることは避けられないと思うからです。
それは、セックスにおける女性の満足度についてです。
何とか男女の性愛の結び付きを深めて、女性に深い絶頂感を得てもらい、恋人、夫婦円満のための、万人に通用する性愛の方法が普及すべき云々、としました。
が、もしもこの技法をもってしても、補うことができないほどの物理的な制約があったらどうするか、については、私は女性ではないので、わからないのですよ。
具体的に言ってしまうと、男女それぞれの性器のサイズの極度の不釣り合いがあったらどうするか( ED や中折れの問題もあるかもしれませんが、ここでは考えません)、という問題です。
例えば、男性のそれが大きすぎたり、または逆の場合、また、女性についても同様な問題が起こりうることなんです。
性愛を育(はぐく)むには、性交が必須ではなく、極論すれば、行為は難しいので、肌の触れ合いや、手をつなぐだけでも、本当に女性が満足することができるのだろうか、その精神面と肉体面双方において、と。
中には手をつなぐだけでもいい、と優しいことを言われる方もいるようですが、本音なのかな?と。
やはり、それまでにお相手の男性と性交をも含めた深いつながりと信頼関係があった上で、おっしゃっているのではないのかな、と。
まあ、巷には、そういう技術があるのかもしれないし、女性は体全体が性感帯になることもあるかもしれないので、これが本当ならば、救いがあるんですけどね。
私は女性ではないので、その本音はわからないのですよ。
人間は誰しもそうですが、簡単には本音を語らない。
未だ開発途上の、弱肉強食が蔓延(はびこ)る、唯物論が幅を利かせるこの世では、よくあることです。
不用意に本音を漏らすことは、自らの不利につながり、場合によっては、重大な結果を招くことになりかねない。
まして、女性は、長く置かれてきた歴史的、社会的な立場のために、簡単には本音を出してくれないんです。
いかに理論武装をして強気に構えてみても、長年世代的に積み重ねられてきた本質は、簡単に変えることはできないし、(失礼ながら)現状では変わっていないと思います。
基本が受け身であることを前提に、自らが傷つかないよう、用意周到な予防線を張り巡らしながら、建前を鉄壁に取り繕い、嘘をつく技術は、男性とは比較にならないほど、高度なものを持っていますからね。
根が比較的単純で、直情径行(*2)的な男性からすれば、あの技能は天才的と言えるかもしれない。
その置かれてきた歴史的社会的な環境から御身を守るため、悪意がなくとも、やむを得ず必然的に獲得してきたものだったとしても、です。
男女ともに、セックスは自尊心その他いろいろと絡んだ微妙で神経質な問題を含みます。
本音を完璧に余すことなく出せる人がどれだけいるだろうか、まして、傷つくことを極度に避ける女性では、と考えてしまうんですよ。
まあ、これも因縁因果の一側面で、仕方のないことかもしれませんが、皆、そのサイズが平均値前後に収まり、誰でも技術をものにして努力さえすれば、性愛を深めることができるなら、いいんですけどね。
( 037_未開発霊性 - おぶなより ) の(*8)に書きましたけど、因縁因果により、恋愛も結婚もしない男女がいることと同様に、物理的な障壁もあるかもしれない、と考えてしまうんですよ。
せっかく、この世に生まれてきたのだから、そんな悲しく、淋しく、侘(わび)しく、切なく、やりきれないことなどあるはずがない、と思いたいのはやまやまなんですけれどもね。
ただ、過去世のある時代に、その当時で処罰されないからと、あまりにもやりたい放題のしたい放題、そして、併せて、人様を虐(しいた)げたり、悲しませたり、苦しめたり、あるいは、性的に、侮蔑、愚弄、嘲笑したりしていたら(*3)、輪廻転生上、どうなるかと考えると・・・。
あまり考えたくないことなんですが、過去世から現世、そして来世以降までを俯瞰して、現世にその因縁の解消を果たすべき因果を割り当てるべき、とされてしまったらどうなるかと考えると、ちょっと何とも言えない。
個人的には、技術面、精神面で、サイズその他の差異を十分に補うことが可能で、性愛を深めるための物理的な障壁がないことを願いたいし、願っているんですけどね。
実態は、何ともわからないところがあるんです。
サイズの網羅的な調査なんかできっこありませんし、ましてや男性は起った時のサイズが必要で、動物行動学研究家の竹内さんの遺伝子関連の本に出ていたような、皮伸ばしの疑似測定ではダメだと思います。
そうなると、網羅的にも技術的にも調査は現実味がなく不可能で、ある程度のサンプルからの推論止まりがせいぜい、ではないでしょうか。
だから、女性の本音も含めて一般論が言えないんです。
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(*1)とおりいっぺん~形式は整っているが、心がこもっていないこと。うわべだけで、気持ちがこもっていない様子。
(*2)ちょくじょうけいこう~感情のおもむくままに、行動すること。
(*3)霊的に、真善美に悖る業想念、具体的には、傲慢、尊大、侮蔑、愚弄、嘲笑などの言葉や態度が厳禁でありタブー(禁忌~宗教・呪術などの点から、禁じられている事柄)である意味合いは、こんなところにもあるんです。
言葉や態度だけだからといって、決して侮れないことがわかります(初めに言葉ありきだから、言葉こそと言ういべきかな)。
神様の分霊を頂きながら、肉体をまとっていることは、実は大変なことなんだよ、と。
霊性の開発のれの字もしらないと、たくさんの真善美に悖る想念と行為、いわゆる業想念を積んでしまい、修行が大幅に遅れて、大変な目に遭うことになりかねないんです。
多くの艱難辛苦(*3ー1)を味わい、俺は徹底的に修行して、釈迦やイエス以来の超大物になるんだ、という奇特な人もいるかもしれませんが、あまりの厳しさに音をあげて、逃げ出したくなる(逃げられないでしょうけど)のがオチだと思います。
このように考えてくると、
目か見え(視覚)、
耳が聞こえ(聴覚)、
鼻で臭いが嗅げ(嗅覚)、
舌で味わうことができ(味覚)、
肌で触れることができ(触覚)、
(以上、五感)
頭で考えることができ、
話すことができ、
食べることができ、
排泄ができ、
眠ることができ(十分な睡眠をとることができ)、
歩くことができ、
走ることができ、
更には、
セックスを自由自在にできること、
こうしたこと自体がそれぞれに、
実はとてもありがたいことなんだ、
とわかってくるはずです。
なぜなら、こうした普段何気なく、
当たり前にできていることが、
実は、そうでなくなるという
厳しい場合が、輪廻転生を通して
起こり得るからです。
従って、環境が整っているから、
自分ができる肉体があるから、
何でもできるのが当たり前だと考え、
現世で何の応報(罰のように感じる悪い報い)がないからと、
デタラメの限りを尽くせるものではない、と。
散々遊びまくった人達のあれがどうなっているのかは、該当書物を読んだことがないのでわかりません。
それに、特別な霊感のある人ならともかく、ごく普通の霊感のほとんどない私などからすると、若いながらもかなりやりこんでいる人を見ても、外見からでは、まったくわかりません。(*3ー2)
ただ、欲望のおもむくまま、恵まれた条件にあぐらをかいて、遊びまくるのは、明らかに真善美に悖っています。
気高い、神様の分霊を、完全に傷つけている。
私達が神様の分霊を本体とする、つまり、本質は神様そのものになる以上、厳しいように思えても、これはもう、どうしようもないんです。
だから、肉体をまとって、自己保存の本能を持たされた肉体人間ではあっても、神様に相応(ふさわ)しくない真善美を外れた行為をしてしまうと、否が応でも、その汚れた想いと行為の分を清算しなければならなくなるのです。
肉体人間の視点からすれば、避けたくとも避けて通れない宿命のような仕組みになっている訳です。
逃げたくとも逃げられない、清算としてのあがないは、生まれ変わりの輪廻転生を通して、後々(=原則として来世以降のいつか)に経験せざるを得なくなる、と。(*3ー3)
なので、女性からすれば、やっと不公平な抑圧が取れ、選びながら遊びまくれる自由?な時代が到来したのよ、もう、男達の好き勝手にはさせない、主導権はこっちよ、と無節操にしていると・・・。
本当に挨拶代わりでいいんですか?
→本当に、これからの長い正式なお付き合い、そして、結婚に向けての、純粋な体の相性チェックですか?
割り切った欲望のはけ口として行ってもいいんですか?
→セックス・フレンド、いわゆる、セフレがこれですか?
渇望(*3ー4)を我慢できないから手当たり次第でいいんですか?
→ワンナイトラブ、じゃないですか?
と、問わざるを得ないのですよ。
無論、お相手をする男性達にも、これは当てはまります。
当然ですよね。
なぜなら、望み通り、渡りに船と、彼女達の相手をするのですから。
それでも・・・。
輪廻転生なんかあるもんか。
来世以降なんかあるものか。
肉体人間としての人生は長くない。
旬の期間は限られている。
欲(←これ自分勝手ですよね。大志じゃない)をかかなくてどうするんだ。
あとは野となれ山となれ、しらんわ。
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まあまあ。
俺のこの拙い文章に出会ってしまったのも、何かの縁と観念?して、お時間があったら他のものにも目を通して下さいな。
霊性の開発に関係したものを、いくつか書いておきましたから。
多少、トートロジー(同義反復)(*3ー5)になってるけど、これは力不足のせいなので、お許し下さい。
ただ、読みやすさには、なるべく注意しながら書きましたのでね。
最低限、内容の平易さと、長過ぎない論理展開や段落ごとの文章量には、気をつけたつもりです。
まあ、夏目漱石さん張りに、味があり、流暢かつ明快で、しかも短めの文章が書ければ最高(*3ー6)なんですが、これは絶対に不可能なので。
ただ、もしかしたらわかりにくいかな、と気にしすぎて、ふりがなと意味の注釈を書きすぎたかもしれません。
この点もお許し下さい。
お願いしますよ。
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(*3ー1)かんなんしんく~困難やつらいことに出会って苦しみ悩むこと。
(*3ー2)ネットの恋愛関係サイトで見た写真です。20 才くらいの AV 女優さんです。確か 19 才だったかな。水着を着たものでした。
そこに出ていた、彼女自身のコメントからすると、撮影以外に個人的にかなりのセックスの量をこなしているようでした。
まあ、実物を直接見れば、オーラとか、何らかの雰囲気を感じるのかもしれませんが、少なくとも写真では(メイクその他の力もあるのか)ごく普通の、若くてみずみずしい、可愛いめの女性にしか見えませんでしたね。
(*3ー3)こうした点からも、守護霊さんと守護神さんに、たとえほんの僅かでも、運命修正のご加護を頂くことができれば、いかにありがたいかが、わかると思います。
(注3ー4)かつぼう~のどがかわいて、水を求めるように、切実に願い、望むこと。熱望。切望。
(注3ー5)どうぎはんぷく~繰り返しても、特に新たな意味を加えない言葉を重ねて用いること。
(*3ー6)米原万里さんの本によると、夏目漱石の文章は、翻訳したものでさえ、ロシアの子供達を笑わせ、楽しませることができたそうです。
米原さんは、とても嬉しかったと書かれていました。
夏目漱石という作家は、古典、英語に精通していて、日本人向けに優れているだけではなく、万国共通に通じる文章力、表現力があるのかもしれませんね。
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①追記: 2024/03/31 08:00
②追記: 2024/04/19 18:05
〜訂正内容〜
上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。