E 子さんには、多分、縁がなく、十中八九、読んではもらえないとは思うけど、( 134_非モテコミット異論3 - おぶなより ) をほんのちょっとだけ補足します。
まあ、補足というよりは、雑感に近いんですけど。
ちょっとした、軽い思考実験とお考え下さい。
因縁という、一側面に焦点を絞って、極端な仮説を立てて考えた場合なら、こうなる、という話です。
あの彼女の文章を見て感じたことなんですが。
彼女にしてみれば、目指して狙う超絶イケメンの彼に、すでに彼女がいた場合(仮に、K 子さんとします)、なんで自分にも彼にアタックする権利が認められないのか、と憤っているようにも見える。
同じ女性として、平等な権利を与えよ、と。
彼を略奪できる力と魅力さえあれば、自分が奪取するのが、当然な権利だと言わんばかりに。
これは、もう、因縁なんですね。
例えば、彼に関して言えば。
彼が超絶イケメンの外見を持っているのならば、彼がそれまでのあまたの過去世を通して、真善美に適(かな)った、神様のみ心に適った、想念と行為があり、それなりの外見を得ている訳です。
私の個人的な考えでは、輪廻転生を経て、落としてしまった容姿の低下分を、かなり取り戻した人だ、となるんですが。
まあ、それはともかく。
それと、同様に、K 子さんがすでに彼女としての位置にあるのも、因縁なんです。
先取特権のようなものではないんですよ。
仮に、早く彼に会えることが、良き因縁だとすると、K 子さんには、それなりの良き因縁があったということなんですよ。(*)
E 子さんよりも確実にね。
K 子さんには、E 子さんよりも、良き因縁または、過去世からのそれなりの深い因縁)があったからこそ、先に彼に会えている。
ならば、平等にはならないんです。
現界(時系列でいうと現世)に唯物論の理屈で考えて表面をなぞって形式的にあらわすべき平等と、因縁因果を踏まえて、現界に結果としてあらわれる平等は違うんです。
原則として、過去世を通して良き因縁を積み重ねた者が、それなりの良き人間関係にありつける訳ですよ。
平等ではないんです。
実際には、現世での恵まれた境遇にあぐらをかいて思い上がってしまい、何であんな人間があんな恵まれた境遇にいるんだ、というような残念な場合がままありますけどね。
本来なら、こうした人こそが、謙虚になって、高い霊性を備え、それこそ、妙好人のように祈りを基底にすべての生活をしてくれれば、人々の模範となって、世にも良い影響を及ぼせるはずなんですけどね。
なかなか、そうはなっていない。
むしろ、逆のほうが多いのかもしれない。
ほとんどの人が、人間=肉体人間観にとらわれ、唯物論の思考にからめとられてしまって、目に見える世界での利害得失計算に血道を上げることになってしまっているからです。
それはともかく。
あなたの主張するように、無理に形式的な平等を実現させ、強引なアタックの試みを認めることは、因縁を踏まえると、かえって不平等であり、不適切なんですよ。
そうなると、E 子さんは、自分の境遇を呪うかもしれない。
でも、仕方ないんです。
あまたの過去世を通しての、因縁因果の差は、一朝一夕では埋められないものだから。
なので。
霊性を考慮しないごく一般的な考えでも、因縁因果の側面、そして、真善美に適わないという神性の、二つの霊性上の理由からしても、E 子さんのアタックは、不適切なものと考えられます。
まあ、平等を実現させるようでいて、実は不平等な事例の一つと考えることができると思います。
現世では無理かもしれませんが・・・。
もし、E 子さんが、K 子さんに並べるよう、少しでも近づきたいと努力するならば、やはり、世界平和の祈りを徹底的にして、霊性を向上させるしかないと思います。
少なくとも、今のように、唯物論での理屈を用いた強引な自己正当化(できていないと思うけど)や超絶イケメンの彼を奪取する欲望だけにとらわれているような霊性では、K 子さんには近づけないと考えます。
E 子さんには、世界平和の祈り一念の生活による、霊性の開発も、視野に入れて頂きたいと思います。
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(*)実際には、他の様々な因縁因果の要因で、彼とK 子さんが巡り会っているはずですが、話を極端に限定させるために、このような仮定としました。
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①追記: 2020/10/05 08:00
②追記: 2024/04/07 22:22
〜訂正内容〜
上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。