おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

293_寅さんと日本語

男はつらいよの第1作を見た。

当時の時代背景や環境、人々の表情や風俗の現代とのあまりもの違いに驚くが、何より寅さんを演じる渥美清さんの日本語が素晴らしかった。

スッキリした。

滑舌のよさ、口上の巧みさ、ともに素晴らしい。

現代は主役の人でも、モゴモゴと何を話しているのかがわからなかったり、これ演技が・・・というの(といってもテレビなどを見なくなりはじめの10年弱ほど前なので今はまた変わってきているのかもしれないが)があるので、あまりの差に驚かされた。

ただ、まだ町並みがそんなに近代化されておらず、風俗も荒っぽかったのか、言葉も、ばばあだのの悪いものがあったのは、非常に残念だったが。

志村喬さんも、非常に地味ながらも演技が素晴らしかった。

また、こうした映画を見て、日本の言葉を再確認できたらいいのかな、という気持ちになった。

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追記: 2021/07/11 07:51 〜訂正内容〜

表題および本文を加筆・訂正しました。