おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

441_こっちに3

以下は、個人的な主観にもとづく仮説や感想なので、お許し願います。

前々回( 439_こっちに2 )の補足になります。

あそこで、悲しみ、哀しみ、つらさ、とした意味合いについてです(否定的(ネガティブ)な言葉になりますがお許し願います)。

白馬の王子様。

女性の理想として、よく例えられる表現ですね。

見目麗しい、ハンサムでカッコいい男性が、いつかは私(女性)を迎えに来てくれる(イケメンは軽薄(チャラい)や即席(インスタント)な響きがあるのでここでは使わない)。

私は、こうした考えは、何も女性だけに限らないと考えています。

女性と同じように、男性もまた理想像を描いている。

それは、多分、大和撫子(やまとなでしこ)。

大和撫子やまとなでしこ~日本女性の清楚で芯の強い美しさをたたえていう語。なでしことも言う。

です。

結婚適齢期をはじめとして、男性はこうした女性を伴侶(パートナー)として、得たいと渇望している。

しかし、恋人にしろ、伴侶にしろ、現実はなかなかうまくいかない。

人間は容貌のそれなりの影響があるとはいえ、その魅力は簡単には決まらない。

容貌の足りない分(?)も、人柄でかなり補うことは可能。

例えば、笑顔。

人間の笑顔とは不思議なもので、相手をなごませる、警戒心を解く、妙(たえ)なる力を持っている。

本来は、内面からの想いを伴った心からの笑顔が理想だが、無理矢理にでも笑顔をつくるよう心がけると、内面がついてくる場合もそれなりにある。

自分が笑顔をつくれば、少なくとも相手方には、(よほど引きつっていたり、冷たい裏のあるものでない限りは)悪い印象は与えない。

いくら、美男美女でも、ムスッとした仏頂面(ぶっちょうづら)をしていたり、怒りや冷笑の表情をしていたら、いい印象は抱きにくい。

といった具合に、容貌の足りない分(?)は、性格や立ち居振舞いで補えば、それなりに魅力的になることができます。

つまり、人間は、その容貌と内面両面とこれを秘めた内側から醸(かも)し出される雰囲気(今で言えば、オーラといったどころですかね)によって、総合的な魅力が決まると言える訳です。

大和撫子は、日本人女性として、こうした人間の魅力をそなえた典型的な女性像として、男性から慕われているのでしょう。

何せ、女性は子供を産むのだから、すべての始まり、家庭で言えば太陽のような役割がありますからね。

そして、清楚とは。

清楚~せいそ~飾り気がなく、清らかでさっぱりしているさま。

なので、これは過度な服装や宝飾品の贅沢をしないことを意味していますね。

芯の強いとは、(神様の分け命を本体とする肉体人間として)五欲をはじめとする欲望に耽ることなく、節度を保ちながら、苦難に立ち向かえる心を持っている意味合いですね。

伴侶とともに、家庭をしっかり支え、世代を引き継いで行くという。

家だけではなく、人類を引き継いで行くという意味合いで。

男性としては、こうした大和撫子と恋愛をしたい、家庭を築いていきたいと強く望んでいる。

男性は無意識にこの理想を心に描いていると思うんですよね。

しかし、現実は・・・。

容貌はともかく、性格面でも、かなり落胆させられることがあるのではないですかね。

女性の実像が、この大和撫子像から外れれば外れるほど、男性の理想は打ち砕かれることになるからです。

ましてや、特定の女性を体目当てだけに狩ることだけが目的の男性やオラオラ系(?)の男性に、通過されてしまっただけでなく、面接官よろしくお高くとまって特権階級であるかのごとく男性を見下ろしたらどうでしょうか。

男性の抱いていた大和撫子への淡い期待は、打ち砕かれてしまうのではないですかね。

女性が白馬の王子様をひそかに待ち焦がれているように、男性も大和撫子をひそかに待ち焦がれている。

大和撫子とは言わない。せめてそれなりの人柄をそなえた女性にいつかは巡り会える、そんな女性が自分を待っていてくれる。

不倫の横行や旦那デスノートまでをも含めた昨今の女性の有り様は、こうした男性の淡い期待を、傷つけ、打ち砕くには、十分過ぎたような気がするんですよ。

ハートカフェなどでは、ただ女性が欲しければ、風俗ですませればいいかのようなコメントを書いている人がいましたが、本当は違うのではないですか。

本当は、大和撫子のような恋人が欲しい、伴侶が欲しい。

これが本音なのではないですか。

そうした女性と人生をともに歩んで行きたい。

紆余曲折を経ても、そんな女性と人生を歩んで行きたい。

しかし、それは叶わない。

いや、叶えるのが、超難しい。

男性として、この世に生を受けても、こうした夢は、叶えられそうにない。

もちろん、性欲が満たせないのもかなりつらいとは思いますが、本質的には、こうした理想像が叶えられない、理想像がズタズタにされてしまうこと・・・。

これが、前々回( 439_こっちに2 )、悲しい、哀しい、つらい、と書いた意味合いです。

お人によっては、ただのマザコンだと言うかもしれない。

しかし、そうじゃないんですよ。

私達は神様の分け命を本体としている。

ということは、互いに愛し合い、慈しみ合い、協力し合っていくことが、本来なんです。

肉体を得て、自己保存の本能や生殖の本能を与えらために、わかなくされてしまっていても、あるべき本来の姿は、神様の子供としての姿なんです。

だから私は、動物行動や遺伝子を盾にとって、肉体人間の本来の姿である、神様の分け命、神様の子供としての本質を歪めようとする話が大嫌いなんです。

男女ともにそうですが、お釈迦さんの布教の時代にあったように、人としてより良く生きよう、気高くあろうとする気構えがないと、やはりどうにもならないのかもしれません。

現代で言えば、やはり、霊性を開発していくしかないように思います。

否定的な話で、大変失礼致しました。

何とぞ、ご容赦のほど、お願い申し上げます。

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・見目麗しい~みめうるわしい~顔立ちが美しい。美貌である。

・ハンサム~男性の顔立ちの整っているさま。また、その人。美男子。

・渇望~かつぼう~のどがかわいて水を求めるように、切実に願い望むこと。熱望。切望。
(用例)自由を渇望する。

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①追記: 2021/07/21 03:12
②追記: 2021/07/21 03:17
〜訂正内容〜

上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。