おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

455_わからない2

以下は個人的な独断と偏見なので、お許し願います。

私事で恐縮ですが、自分は元々抜けていてトロい人間です。

これは生まれつきなので、ある程度努力しても、過去世からの因縁の壁は厚いのか、なかなかなおりません。

ただ、ダメな者はダメなりに地道な努力はしたことがあります。

大学に入った時には、法律をはじめ、社会科学で読めない漢字、わからない漢字がかなりあり、随分と漢字辞典のお世話になりました。

そうしたためか、わからない漢字に出くわした時には、すぐに字引を引く習慣がついて、何とか人並み(?)にちょっとした漢字(?)が読めるようになったかな、と思っていました。

入学当時は、輪読会などで市場を「しじょう」と読むことができず、「いちば」と読んで、いく人かの友人にかなりの顰蹙(ひんしゅく)を買ったことをよく覚えています。

だから、自分はやっと何とか人並みになれたのかな、と思っていたのですが・・・。

文章を書く場合について言えば、漢字の知識さえ豊富にあればいい、横文字(主に英語)の知識さえ豊富にあればいい、というものではなく、やはり、最終的に大切なのは、文章に込められた誠意だと思っています。

もちろん、その誠意の中には使う言葉の選び方も含まれます。

なぜならば、読む人に理解していただくことが大事、意思疎通をよどみなく、かつ、すみやかにすること、そうすることがひいては、読者を尊重することにつながるからです。

格好をつけたがるのも、まだまだ、悟りを開くことには程遠い肉体人間としては仕方のないことなのかもしれませんが、「どうだ俺様は偉いだろう」という形や、「俺様は流行の最先端を行っているんだぞ」という形で、あまり見慣れない突飛な言葉を乱発するのは極力控えて、やはり、既存にある言葉の中から最適と思われるものを吟味して選び出すことが望ましいと思います。

意思疎通の内容を充実させることがまずは第一義で、新たな言葉を使うのならば、それなりの読者にも有益な理解力と知識をもたらすものが、厳選されるべき、あるいは作られるべき(?)と考えています。

だから、すでに最適な言葉があるにもかかわらず、この意味を希釈化するかのような、煙にまくかのような(?)、真新しさで飛びつかせて流れを作り出そうとするかのような言葉や文章表現は、あまり好ましいとは思いません。

中には、四角四面、杓子定規だけでは息が詰まるかもしれないから、読者を楽しませようと、新たな見慣れない漢字や横文字を使う場合もあるのかもしれませんけどね。

まあ、これはセンスの問題なので例外になるのかもしれません。

とにかく、こうした現象も、書き手と読み手、それぞれの過去世の因縁の現世(この世)で時を経て消えてゆく(解消されていく)姿で、仕方のないことなのかもしれませんが・・・。

で、例えば、知人や友人と話していても、ユーチューブなどを見ていても、これは明らかに漢字の読み方を間違えているなという場合に出くわすことがあります。

いくつかの例を挙げると・・・。

該当(がいとう)を「かくとう」と読む知人がいます。

はじめは、「かくとう」、「かくとう」と何のことを言っているのかわかりませんでしたが、前後関係から推定すると、どうも該当のことを言っているらしい。

でも、目上で世話になったことがある人なので、誤りを指摘することができません。

ユーチューブでも、それなりの登録者数を抱えたひとかどの先生が、明らかにいくつかの漢字を読み間違えて話している。

あまり書くと失礼に当たるので一つだけ書くと、市井を「いちい」と話しています。はじめは何のことかわからなかったのですが、聞き返して前後から推定すると「しせい」の読み間違えであるようです。

これも、多分、周囲の人が気づいているはずなんだけどなあ。

実績のある人だし、穏やかでいい人そうなので、誰も遠慮して言えないんじゃないかなあ。

こうしたことを、まともに指摘してしまうと角が立つし、恥をかかせることにもなるし、やっぱりできません。

遠く離れたところから、世界平和の祈りとともに、その人の天命がまっとうされますように、と祈るしかないのかなあ。

よくわかりません。

なお、ハートカフェには、職場などの自然な出会いなどを自然恋愛として、他方、婚活などを人口恋愛としてあったけど、これはおそらく、人工恋愛の単純な書き間違えでしょうね。

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・顰蹙~ひんしゅく~顔をしかめて不快感を表すこと。まゆを寄せて嫌な顔をすること。
(用例)顰蹙を買う~人から嫌がられる。

・突飛~とっぴ~思いもよらないさま。常識とはかけ離れているさま。奇抜。
(用例)突飛な行動。

・吟味~ぎんみ~(詩歌を口ずさんで味わう意から)①品質・内容などを念入りに調べて検討すること。
(用例)材料を吟味する。
②昔、罪のあるなしを取り調べたこと。
(用例)吟味方与力。
ここでは、①の意。

・希釈~きしゃく~溶液に水などの溶媒を入れて、濃度を薄めること。

・四角四面~しかくしめん~①きまじめで堅苦しいこと。
(用例)四角四面なあいさつ。
②真四角なこと。
(用例)四角四面なやぐら。

ここでは、①の意。

・杓子定規~しゃくしじょうぎ~(曲がっている杓子の柄を定規として使う意から)一つの基準ですべてを決めようとする、応用や融通のきかないやり方・態度。また、そのさま。
(用例)杓子定規なやり方。杓子定規に考える。

・市井~しせい~人の集まり住んでいる所。まち。世間。俗世間。
(用例)市井の人(=庶民)。市井の徒(=市中のならず者)。

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①追記: 2021/08/05 18:05
②追記: 2021/08/06 12:25
〜訂正内容〜

上記複数回にわたり、本文を加筆・訂正しました。