おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

564_仏言葉ー096 ー 感情を平らに

第 6 章 心が晴れるためには

96.悩みも喜びもいらない

悩みの生じた者には、
喜びが起こる。
喜びの生じた者には、
悩みが起こる。
修行僧は、
喜ぶこともなく、
悩むこともない。
友よ。
このように知れ。

(サンユッタ・ニカーヤ)

佐々木さんによると、これは、心の安定のためには、悩みと喜び、双方ともに捨てなければならないということだそうだ。

何だか、そんなメトロノームみたいに、規則た正しく悩みと喜びが対照的に起きるとは思えないんだけど・・・。

悩みも喜びも、想いの巡ってきた結果。

だから、どちらが起きてくるかは、その想いを抱く人のあり方によって、必ずしも半々のようにならない、と思うんだけど・・・。

とにかく、悩みにも喜びにも、感情想念を乱してしまわないように、特に悪いものに気をつけて、感情を揺さぶられないようにする。

そのためには、やはり、修行を怠りなく積んで、悟りを開けるように続けて励みなさい、という修行僧さん達に対するお釈迦さんの教えなんでしょうね。