第 6 章 心が晴れるためには
96.悩みも喜びもいらない
悩みの生じた者には、
喜びが起こる。
喜びの生じた者には、
悩みが起こる。
修行僧は、
喜ぶこともなく、
悩むこともない。
友よ。
このように知れ。
(サンユッタ・ニカーヤ)
佐々木さんによると、これは、心の安定のためには、悩みと喜び、双方ともに捨てなければならないということだそうだ。
何だか、そんなメトロノームみたいに、規則た正しく悩みと喜びが対照的に起きるとは思えないんだけど・・・。
悩みも喜びも、想いの巡ってきた結果。
だから、どちらが起きてくるかは、その想いを抱く人のあり方によって、必ずしも半々のようにならない、と思うんだけど・・・。
とにかく、悩みにも喜びにも、感情想念を乱してしまわないように、特に悪いものに気をつけて、感情を揺さぶられないようにする。
そのためには、やはり、修行を怠りなく積んで、悟りを開けるように続けて励みなさい、という修行僧さん達に対するお釈迦さんの教えなんでしょうね。