567_仏言葉ー099 ー 交友のあり方
第 6 章 心が晴れるためには
99.交友関係の難しさ
今の人々は
自分の利益のために交わりを結び、
また他人に奉仕する。
今日、
利益を目指さない友は、
得難い。
自分の利益のみを知る人間は、
汚ならしい。
犀(サイ)の角(つの)のようにただ独り歩め。
(スッタニパータ)
中村さんの注釈によると、ここでの奉仕は、合掌などをして、御用をつとめること、となっている。
肉体人間の傾向で、自分の利害得失ばかりにかまけて、利に聡(さと)い人が多ければ、こうした人と無理に交際をすることはない。
一人でいなさい。
自分は他人を利用するだけのこざかしいことはせずに、助けを求められて、悪意が感じられなければ、無償の奉仕を心がければいい。
自分は他人を利用することに狡(こす)い計算をして行動する真似をしなければ、いいだけのことだ。
それ以上でもないし、それ以下でもない。
それでいい。
大体、こんな感じですかね、この経文の意味するところは。
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追記: 2021/09/28 12:31 〜訂正内容〜
誤記を訂正しました。