01 釈迦はいかなる存在か
ここに書いてあることを、改変も含めてまとめさせて頂く。
ひろさんによると、大乗仏教と小乗仏教の定義は、以下のようになる。
小乗仏教とは、出家修行者という少数精鋭(エリート)のみが救われ、他の多くの在家信者の救いは問題にしない仏教をいう。
これに対して、大乗仏教とは、インドにおいて、紀元前後に既成の仏教教団を批判してあらわれてきた革新運動を展開してきた人々によってつくられた仏教である。
大乗仏教徒は、独自の経典と教学をつくり、大勢の信者を得て発展した。
それに伴い(影響されて)、小乗仏教も変質を遂げ、純粋な小乗仏教とは呼べないものとなった。
現代のスリランカやミャンマーの人々が信奉している南方仏教がこれで、これは小乗仏教ではなく、正しくは「上座部仏教(テーラワーダ)」と呼ぶべきものである。
救われる対象の範囲によって、小乗仏教と大乗仏教と分けられる訳たが、小乗仏教は、もはや今や存在せず、歴史の一段階にはあったが、現存していないからである。
上座部仏教は、小乗仏教ではなく、小乗仏教から発展した新しい別の仏教なのである。
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追記: 2021/11/04 21:10 〜訂正内容〜
本文を加筆・訂正しました。