おぶなより

世界平和の祈りに寄せて

345_法話50-30

30. こわれなければ創造はない

「すべてのものは無常である」(諸行無常)と
明らかな智慧をもって観(み)る時に、
人は苦しみから遠ざかり離れる。
これこそが人が清らかになる道である。

(二七七) (第20章 道 より)

手抜きみたいですみませんが、これも先に見た、( 342_法話50-28-1 - おぶなより ) と ( 343_法話50-28-2 - おぶなより ) に取り上げた内容と重なるので、もし、お知りになりたい方は、お手数ですが、そちらをご参照願います。

S さんも、ここも人間の死に重きを置いた話をしています。

一部、書いておくと(改変などあり)。

すべては壊れるのです。私達の世界も壊れるのです。何一つ例外はありません。「自分だけが壊れたくない」ということはあり得ません。

人間にとっての最大の恐怖は、自分の生命が壊れること、すなわち、「死」です。

ブッダとは(真理に)目覚めている人のことですが、目覚めた人は、「死」という究極的な現実を実感しているので、何も恐れることはありません。

宗教では、死んだら「来世」や「天国」や「浄土」があると、様々に教えていますが、こうした架空の世界を想定して、そこに信を置くのは「逃げ」です。

逃げることでは恐怖感は克服できません。

真の自由を得るためには、恐怖の現実から逃げずに直面することです。

心をよく観察すれば、常に変化していることがわかります。心から心へと、瞬間瞬間、変化しています。寄せては返す波のように、「死んで生まれて、死んで生まれて」の連続なのです。そのことが実感できれば恐怖は消えていきます。

とのこと。

いろいろと批判的に検討して書きたいところですが、かなり疲れてしまったので、すみませんが、霊性面の話は省略します。

今までに答えはたくさん書いてきたので、それでご容赦下さい。

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追記: 2024/04/27 17:15
〜訂正内容〜

本文を加筆・訂正しました。